【画像アリ】ゲテモノを超えた本物のグルメ! 信州では当たり前の昆虫食が集結した「大昆蟲食博」

 昆虫食は、ゲテモノ食い? いやいや、昆虫は美味いのだ。

 単なる怖いもの見たさを超えた本気の昆虫食を展示する「大昆蟲食博」が、長野県伊那市にある市立伊那市創造館で来年5月7日まで開催されている。

 この伊那市というのは、日本でも有数の昆虫食文化が存在する地域。中でも知られるのが、ざざ虫である。ざざ虫とはトビケラ、カワゲラ、ヘビトンボといった川に住む虫の総称。冬になると伊那市周辺の天竜川では、ざざ虫を捕るざざ虫漁が現在も盛んに行われている。「虫踏み」というこの漁法は、河原の石を集めて、鉄製のかんじきでイモを洗うように踏むもの。すると、石の裏についている虫が流れて、網にひっかかるのだ。この地方では、冬の風物詩となっている。

 そうして捕れた虫は、主に佃煮にして食べられる。なぜ佃煮にするのか? その理由を案内してくれた地元のざざ虫博士・牧田豊さんは語る。

「佃煮は作るのも簡単だし、保存がしやすいのが理由でしょう。ただ、佃煮は今でこそ砂糖を使って甘辛く味付けしていますが、昔は砂糖を使わず、もっとしょっぱかったはずです」

 

 牧田さんによれば、ざざ虫を食べる文化は伊那地方だけでなく各地に存在していた。その中で“伊那=昆虫食”のイメージができたのは、大正時代に創業した「かねまん(2011年に閉店)」の存在が大きいという。同店では、ざざ虫の佃煮をお土産などとして販売していた。それは次第に珍味として知られるようになり、東京の料亭などでも販売されるようになった。

 つまり、自家消費だけでなく産業となったことで残ったのだという。

 ただ、それによって、食べられる虫にも変化が起きた。前述のように、ざざ虫とは川に住む虫の総称。その中でもトビケラなどの小さい虫のほうが、メジャーなざざ虫となったのである。

「本当に美味しいのは、孫太郎虫(ヘビトンボの幼虫)。小指くらいのサイズがあるので、しっかりと食べている感じを味わえます。ただ、そんな大きさのためか、佃煮にするとグロいので、販売されているものには使われていません」

 そう聞くと、逆に食べてみたい。そこで、どこに行けば食べられるのかを聞いてみると……。

「う~ん、地元の漁師さんにお願いするしか……」

 この企画展を立案した館長の捧(ささげ)剛太さんも、やはり昆虫食を探求中。この企画に当たっては「カンボジアで売っているタランチュラのフライを買ってきてもらって食べたのですが、美味い!!」という。その探究心はとどまるところを知らず、現在、毎日のように「ざざ虫のピザ」「イナゴとざざ虫と蜂の子のパスタ」「虫の軍艦巻き」などの新メニューを考案中だ。

 これからの時代。虫はメジャーな食べ物になっていくのか?

 なお来年3月には、昆虫食に詳しい人々を招き、講演を兼ねた実食会も予定されている。
(文=昼間たかし)

 

【画像アリ】ゲテモノを超えた本物のグルメ! 信州では当たり前の昆虫食が集結した「大昆蟲食博」

 昆虫食は、ゲテモノ食い? いやいや、昆虫は美味いのだ。

 単なる怖いもの見たさを超えた本気の昆虫食を展示する「大昆蟲食博」が、長野県伊那市にある市立伊那市創造館で来年5月7日まで開催されている。

 この伊那市というのは、日本でも有数の昆虫食文化が存在する地域。中でも知られるのが、ざざ虫である。ざざ虫とはトビケラ、カワゲラ、ヘビトンボといった川に住む虫の総称。冬になると伊那市周辺の天竜川では、ざざ虫を捕るざざ虫漁が現在も盛んに行われている。「虫踏み」というこの漁法は、河原の石を集めて、鉄製のかんじきでイモを洗うように踏むもの。すると、石の裏についている虫が流れて、網にひっかかるのだ。この地方では、冬の風物詩となっている。

 そうして捕れた虫は、主に佃煮にして食べられる。なぜ佃煮にするのか? その理由を案内してくれた地元のざざ虫博士・牧田豊さんは語る。

「佃煮は作るのも簡単だし、保存がしやすいのが理由でしょう。ただ、佃煮は今でこそ砂糖を使って甘辛く味付けしていますが、昔は砂糖を使わず、もっとしょっぱかったはずです」

 

 牧田さんによれば、ざざ虫を食べる文化は伊那地方だけでなく各地に存在していた。その中で“伊那=昆虫食”のイメージができたのは、大正時代に創業した「かねまん(2011年に閉店)」の存在が大きいという。同店では、ざざ虫の佃煮をお土産などとして販売していた。それは次第に珍味として知られるようになり、東京の料亭などでも販売されるようになった。

 つまり、自家消費だけでなく産業となったことで残ったのだという。

 ただ、それによって、食べられる虫にも変化が起きた。前述のように、ざざ虫とは川に住む虫の総称。その中でもトビケラなどの小さい虫のほうが、メジャーなざざ虫となったのである。

「本当に美味しいのは、孫太郎虫(ヘビトンボの幼虫)。小指くらいのサイズがあるので、しっかりと食べている感じを味わえます。ただ、そんな大きさのためか、佃煮にするとグロいので、販売されているものには使われていません」

 そう聞くと、逆に食べてみたい。そこで、どこに行けば食べられるのかを聞いてみると……。

「う~ん、地元の漁師さんにお願いするしか……」

 この企画展を立案した館長の捧(ささげ)剛太さんも、やはり昆虫食を探求中。この企画に当たっては「カンボジアで売っているタランチュラのフライを買ってきてもらって食べたのですが、美味い!!」という。その探究心はとどまるところを知らず、現在、毎日のように「ざざ虫のピザ」「イナゴとざざ虫と蜂の子のパスタ」「虫の軍艦巻き」などの新メニューを考案中だ。

 これからの時代。虫はメジャーな食べ物になっていくのか?

 なお来年3月には、昆虫食に詳しい人々を招き、講演を兼ねた実食会も予定されている。
(文=昼間たかし)

 

菅田将暉、ディーン・フジオカ……低評価でもマイクを離さない「歌うな俳優」たちのナゼ

 かつては反町隆史や玉木宏あたりがそのポジションだったように思う……。俳優の菅田将暉が、またしても“歌う”のだという。

 現在、人気若手俳優として映画やドラマに引っ張りだこの菅田。6月に自身が「鬼ちゃん」役で出演するKDDI「au」のCMソング「見たこともない景色」(エピックレコードジャパン)でCDデビューを果たし、8月には2ndシングル「呼吸」をリリース。

 さらに、公開中の主演映画『火花』では、ダブル主演の相方・桐谷健太と共に主題歌を担当。ビートたけしの名曲「浅草キッド」をカバーしている。

「菅田の歌唱力はひと言で言うと“微妙”。6月に音楽番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演し、平井堅やA.B.C-Zを差し置いて“大トリ”を務めた際には、何度も音を外していました。また、『浅草キッド』のカバーに至っても、桐谷の抜けるような心地の良い歌声と比べると完全に劣っており、『桐谷だけに歌ってほしかった』『菅田がヘタすぎて台無し』といった声が多く上がっています」(芸能記者)

 そんな残念な菅田だが、来年1月7日スタートの山崎賢人主演連続ドラマ『トドメの接吻』(日本テレビ系、日曜午後10時~)の主題歌を担当することが21日に発表され、案の定、世間をザワつかせている。

「同ドラマでは主題歌の『さよならエレジー』を歌うほか、謎のストリートミュージシャン役で友情出演する菅田ですが、これだけ低評価の中で、なぜ歌わせ続けるのかと所属事務所の戦略に疑問が……。歌手デビュー以前は、実力派俳優としてのカリスマ性が感じられただけに、もったいないですね」(同)

 最近の“歌うイケメン俳優”といえば、『あさが来た』(NHK)の五代友厚役でブレークしたディーン・フジオカもそのひとり。

「ディーンも微妙な歌声やラップでおなじみですが、最初からミュージシャンを名乗り作詞・作曲も自ら手掛けていることから、音楽活動を続ける理由は理解できる。また、やらされてる感があふれ出ている菅田と違って、ディーンは歌唱中、自信に満ちた表情や動きで女性を魅了。そんな“うまくないけどイキイキとしている”おディーン様の姿を楽しみにしているファンは多い」(同)

“歌うま”ならぬ、2大“歌うな”俳優として定着しつつある菅田将暉とディーン・フジオカ。失笑されても歌い続ける旨味とは、一体なんなのだろうか?

 

菅田将暉、ディーン・フジオカ……低評価でもマイクを離さない「歌うな俳優」たちのナゼ

 かつては反町隆史や玉木宏あたりがそのポジションだったように思う……。俳優の菅田将暉が、またしても“歌う”のだという。

 現在、人気若手俳優として映画やドラマに引っ張りだこの菅田。6月に自身が「鬼ちゃん」役で出演するKDDI「au」のCMソング「見たこともない景色」(エピックレコードジャパン)でCDデビューを果たし、8月には2ndシングル「呼吸」をリリース。

 さらに、公開中の主演映画『火花』では、ダブル主演の相方・桐谷健太と共に主題歌を担当。ビートたけしの名曲「浅草キッド」をカバーしている。

「菅田の歌唱力はひと言で言うと“微妙”。6月に音楽番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演し、平井堅やA.B.C-Zを差し置いて“大トリ”を務めた際には、何度も音を外していました。また、『浅草キッド』のカバーに至っても、桐谷の抜けるような心地の良い歌声と比べると完全に劣っており、『桐谷だけに歌ってほしかった』『菅田がヘタすぎて台無し』といった声が多く上がっています」(芸能記者)

 そんな残念な菅田だが、来年1月7日スタートの山崎賢人主演連続ドラマ『トドメの接吻』(日本テレビ系、日曜午後10時~)の主題歌を担当することが21日に発表され、案の定、世間をザワつかせている。

「同ドラマでは主題歌の『さよならエレジー』を歌うほか、謎のストリートミュージシャン役で友情出演する菅田ですが、これだけ低評価の中で、なぜ歌わせ続けるのかと所属事務所の戦略に疑問が……。歌手デビュー以前は、実力派俳優としてのカリスマ性が感じられただけに、もったいないですね」(同)

 最近の“歌うイケメン俳優”といえば、『あさが来た』(NHK)の五代友厚役でブレークしたディーン・フジオカもそのひとり。

「ディーンも微妙な歌声やラップでおなじみですが、最初からミュージシャンを名乗り作詞・作曲も自ら手掛けていることから、音楽活動を続ける理由は理解できる。また、やらされてる感があふれ出ている菅田と違って、ディーンは歌唱中、自信に満ちた表情や動きで女性を魅了。そんな“うまくないけどイキイキとしている”おディーン様の姿を楽しみにしているファンは多い」(同)

“歌うま”ならぬ、2大“歌うな”俳優として定着しつつある菅田将暉とディーン・フジオカ。失笑されても歌い続ける旨味とは、一体なんなのだろうか?

 

顔面を撃たれたインド人、鼻の穴で銃弾をキャッチしてしまう……まるで“ボリウッド映画”な生還劇!

 インドで、顔面を銃で撃たれた男性が、鼻の穴で弾丸を受け止めて生還するという、まるでボリウッド映画のような出来事が発生し、話題となっている。

 ニュースサイト「ムンバイ・ミラー」(12月14日付)などが伝えたところによると、インド北部のウッタル・プラデーシュ州プラタプガルで営業マンとして働いていたタンビール・アハメッド・アンサリさん(28)は今月6日、自宅近くで強盗に襲われたという。犯人は、アンサリさんの顔面に向け、拳銃を発砲。銃弾は確かにアンサリさんの顔面を捉えたが、鼻血が滴る程度で、一見、銃で撃たれたとは思えないダメージだったという。

 しかもアンサリさんはその後なんと、自らの足で地元の病院を訪れている。そこで撮影されたX線写真で、さらに驚くべきことに、銃弾はアンサリさんの左の鼻腔を通り抜け、その先端が眼窩にまで到達していることが確認された。つまり彼は、銃弾を鼻の穴で“キャッチ”したのだ。

 ところがその病院では、リスクを恐れ、手術を引き受けてくれなかった。アンサリさんは、ほかにも地元の複数の病院に掛け合ったものの、やはり手術を引き受ける医師は見つからなかった。そこでアンサリさんは地元から約1,500キロ離れたインド最大級の都市、ムンバイまで、鼻に銃弾が詰まったままの状態で移動。JJホスピタル耳鼻咽喉科の門を叩いたのだった。

 同院で受診したとき、アンサリさんの左の目は、すでに視力を失っていた。担当医によると、「銃撃を受けてから時間がたったことで、弾丸の化学物質が眼球に浸透して、視力を奪ってしまった」ということだった。

 この担当医は、容体を悪化させないよう、早急な銃弾の摘出が必要だと判断。鼻の穴にピンセットを差し込んで銃弾をつまみ出すという摘出方法を採用したのだった。メスは一切使用しない、シンプルながらも高い技術が要求されるこの処置により、アンサリさんの鼻の穴からは、長さ約3センチの銃弾が摘出されたのだった。

 

 担当医によると、失われた視力も、やがて回復する可能性があるということだ。

Kis-My-Ft2『MUSIC COLOSSEUM』の見どころを凝縮したフォトレポート、要チェック!

 プレミアチケット化した4年振りのアリーナツアー「LIVE TOUR 2017 MUSIC COLOSSEUM」がこの1冊に!
 藤ヶ谷の30歳の誕生日を祝った2017年6月22日名古屋公演のMCも完全レポート!

Contents

LIVE TOUR 2017 MUSIC COLOSSEUM パーフェクトレポート・・・・・4P~
MC いいとこどり!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22P~
セットリスト(2017 年6 月22 日 名古屋公演2 部)・・・・・・・25P~
北山宏光・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26P~
藤ヶ谷太輔・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36P~
玉森裕太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46P~
千賀健永・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56P~
宮田俊哉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・66P~
横尾渉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・76P~
二階堂高嗣・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・86P~

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マツコ・デラックス、毒舌の方向性に変化――最近の「ブス攻撃」に隠された標的とは?

<今回の有名人>
「たいがいブス」マツコ・デラックス
『5時に夢中!』(TOKYO MX、12月18日)

 毒舌が人気とされる芸能人は、年月の経過とともに、毒舌の方向性を変えていく。2005年『5時に夢中!』(TOKYO MX)で本格的なテレビデビューを果たし、瞬く間に国民的人気を博したマツコ・デラックスも例外ではない。

 テレビに現れて10年余、マツコは3回、微妙に毒舌の方向性を変えていると私は思っている。まずはI期。テレビに出始めた頃のマツコは「口は悪いがユーモアと観察眼があり、情に厚い」というドラマや映画によくいるおネエと一致したキャラで登場する。

 中村獅童が飲酒運転と信号無視をして警察に捕まった時、同乗していたのが女優の岡本綾だった。獅童は竹内結子と結婚していたので不倫の疑いがあったものの、コメントを求められたマツコは、

「本当は一緒にいたのは、(元プロゴルファーの)岡本綾子さんだったんじゃないの?」

と茶化して笑いを誘った。民放のワイドショー的な切り口に飽き飽きしていた視聴者は、だんだんマツコの笑いに魅了されていく。この頃は、頻繁に「ブスが調子に乗ってんじゃないよ!」といった、いかにもおネエがいいそうな発言をよくしていたし、酒井法子が覚せい剤取締法違反で逮捕された時、「週刊朝日」(朝日新聞出版)に「そもそも酒井法子は全然清純じゃない」「あんな気の強いオンナいないよ」といった悪口とも取れる内容のコメントを出していた。

 続いてII期。政治や経済に対するマツコのコメントにも支持が集まり、視聴者の評価も「おネエだから面白い」から「面白いコメンテータがおネエ」に変わっていく。JALのキャビンアテンダント、附属校からエスカレート式での大学卒業組、美魔女、田園都市線沿線エリアなど、一般的に、世間があこがれているもの、もてはやされているものについて、マツコはばっさり「価値がない」と斬っていく。

 マツコの人気はうなぎのぼりで、ご意見番を通り越して「マツコの発言は、全部正しいに決まっている」という空気も漂い出す。冠番組を持ち、CMに出るようになった影響もあって、マツコは発言に慎重になり、ブスのように“生まれつきのもの”“変えられないもの”に対して厳しいコメントはしなくなっていく。毒舌で名を成したマツコが、毒を吐けなくなると、自分のタレント生命にも関わってくる。マツコ自身も危機感を持っていたのではないだろうか。

 そして、17年の11月6日をもって、マツコはIII期に入ったと私は信じている。『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演したマツコは、「(太っていておなかが出ているので)自分の足元が見えない」と、自分で自分の体形をいじってみせた。これは私が知る限り、初めてのことだ。マツコは共演する芸能人に体形をいじらせることは許しても、自分から発言することはなかったのだ。

 自らの体形いじりとともに解禁したのが、ブス攻撃である。

 12月18日放送の『5時に夢中!』で、マツコは「健康にいいだのなんだの言って、コンビニで常温の水を選ぶのは、たいがいブス」と発言していた。ブスという差別語を使うことは、イメージダウンになりかねないが、マツコは毒舌の活路をブスに見いだしたのではないだろうか。人のことをブスと言う代わりに、自分の体形のことも攻撃することで「上から目線」という批判を封じて、バランスを図っているように私には思えるのだ。

 ブスという言葉に嫌悪感を抱く視聴者もいるだろうが、ここで考えてみたいのはブスとは何かということだ。

 美人の証明はしやすい。女優やモデルなど外見でお金を稼げる職業の女性は、あきらかに美人といえる。しかし、ブスは定義することも証明することもできない。「他人にブスと言われたらブスと判断すべき」という人もいるだろうが、「オタサーの姫」という言葉もある通り、環境が変われば評価は変わる。女優やモデル、女子アナといった美人職の場合でも、人が集えば上下が発生して、その中でブス呼ばわりされる人が出てくる。つまり、美人職の上位集団を除けば、ブスは誰にでもなる可能性があり、特定不可能ということになる。

 ブスについて、こんな話を聞いたことがある。適性がなくてすぐにクビになったものの、私がかつて漫画の原作をしていた時、編集者に「ブスを主人公にしてはいけない」と言われた。表面的なふるまいはさておき、自分のことを心からブスだと思っている人はほとんどおらず、自分を高く見積もっていることの方が多い。なので、ブスを主人公にしてしまうと、私には関係ない話だと感情移入してもらえなくなるからというのが、その理由だった。

 ブスが特定不可能であることと、編集者の話をまとめると、「ブスは確かに存在するが、私ではない」と捉えている人が多いということになる。となると、ブスは本人の自意識の問題ということになるのではないだろうか。

 また、マツコはブス発言の際、表現に気を使っている。

 「コンビニで常温の水を買う〇〇(個人名)はブスだ」と名指しする発言は誰かを傷つけるが、「コンビニで常温の水を買うのは、たいがいブス」という、相手を特定しない表現にして、うまく逃げているのだ(コンビニで常温の水を買ったとしても、私はブスではないと本人が思えば差別は成立しない)。

 おそらくマツコ本人も、自分がここまで人気が出て、一種の権力になるとは思ってもいなかっただろう。今、マツコがかつてのように毒舌を吐くと、単なる“見下し”になってしまう。だから、マツコはブスという名の自意識に照準を定めたのではないだろうか。

 マツコといえば、「インスタグラムが嫌い」と各番組で公言しているが、インスタグラムが伝えたいのが、「おいしいもの」ではなく「おいしいものを食べた私」という自意識であることから考えると、マツコがターゲットにしているのは、ブスやインスタそのものではなく、やはり自意識に思えてならない。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、最新刊は『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの

マツコ・デラックス、毒舌の方向性に変化――最近の「ブス攻撃」に隠された標的とは?

<今回の有名人>
「たいがいブス」マツコ・デラックス
『5時に夢中!』(TOKYO MX、12月18日)

 毒舌が人気とされる芸能人は、年月の経過とともに、毒舌の方向性を変えていく。2005年『5時に夢中!』(TOKYO MX)で本格的なテレビデビューを果たし、瞬く間に国民的人気を博したマツコ・デラックスも例外ではない。

 テレビに現れて10年余、マツコは3回、微妙に毒舌の方向性を変えていると私は思っている。まずはI期。テレビに出始めた頃のマツコは「口は悪いがユーモアと観察眼があり、情に厚い」というドラマや映画によくいるおネエと一致したキャラで登場する。

 中村獅童が飲酒運転と信号無視をして警察に捕まった時、同乗していたのが女優の岡本綾だった。獅童は竹内結子と結婚していたので不倫の疑いがあったものの、コメントを求められたマツコは、

「本当は一緒にいたのは、(元プロゴルファーの)岡本綾子さんだったんじゃないの?」

と茶化して笑いを誘った。民放のワイドショー的な切り口に飽き飽きしていた視聴者は、だんだんマツコの笑いに魅了されていく。この頃は、頻繁に「ブスが調子に乗ってんじゃないよ!」といった、いかにもおネエがいいそうな発言をよくしていたし、酒井法子が覚せい剤取締法違反で逮捕された時、「週刊朝日」(朝日新聞出版)に「そもそも酒井法子は全然清純じゃない」「あんな気の強いオンナいないよ」といった悪口とも取れる内容のコメントを出していた。

 続いてII期。政治や経済に対するマツコのコメントにも支持が集まり、視聴者の評価も「おネエだから面白い」から「面白いコメンテータがおネエ」に変わっていく。JALのキャビンアテンダント、附属校からエスカレート式での大学卒業組、美魔女、田園都市線沿線エリアなど、一般的に、世間があこがれているもの、もてはやされているものについて、マツコはばっさり「価値がない」と斬っていく。

 マツコの人気はうなぎのぼりで、ご意見番を通り越して「マツコの発言は、全部正しいに決まっている」という空気も漂い出す。冠番組を持ち、CMに出るようになった影響もあって、マツコは発言に慎重になり、ブスのように“生まれつきのもの”“変えられないもの”に対して厳しいコメントはしなくなっていく。毒舌で名を成したマツコが、毒を吐けなくなると、自分のタレント生命にも関わってくる。マツコ自身も危機感を持っていたのではないだろうか。

 そして、17年の11月6日をもって、マツコはIII期に入ったと私は信じている。『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演したマツコは、「(太っていておなかが出ているので)自分の足元が見えない」と、自分で自分の体形をいじってみせた。これは私が知る限り、初めてのことだ。マツコは共演する芸能人に体形をいじらせることは許しても、自分から発言することはなかったのだ。

 自らの体形いじりとともに解禁したのが、ブス攻撃である。

 12月18日放送の『5時に夢中!』で、マツコは「健康にいいだのなんだの言って、コンビニで常温の水を選ぶのは、たいがいブス」と発言していた。ブスという差別語を使うことは、イメージダウンになりかねないが、マツコは毒舌の活路をブスに見いだしたのではないだろうか。人のことをブスと言う代わりに、自分の体形のことも攻撃することで「上から目線」という批判を封じて、バランスを図っているように私には思えるのだ。

 ブスという言葉に嫌悪感を抱く視聴者もいるだろうが、ここで考えてみたいのはブスとは何かということだ。

 美人の証明はしやすい。女優やモデルなど外見でお金を稼げる職業の女性は、あきらかに美人といえる。しかし、ブスは定義することも証明することもできない。「他人にブスと言われたらブスと判断すべき」という人もいるだろうが、「オタサーの姫」という言葉もある通り、環境が変われば評価は変わる。女優やモデル、女子アナといった美人職の場合でも、人が集えば上下が発生して、その中でブス呼ばわりされる人が出てくる。つまり、美人職の上位集団を除けば、ブスは誰にでもなる可能性があり、特定不可能ということになる。

 ブスについて、こんな話を聞いたことがある。適性がなくてすぐにクビになったものの、私がかつて漫画の原作をしていた時、編集者に「ブスを主人公にしてはいけない」と言われた。表面的なふるまいはさておき、自分のことを心からブスだと思っている人はほとんどおらず、自分を高く見積もっていることの方が多い。なので、ブスを主人公にしてしまうと、私には関係ない話だと感情移入してもらえなくなるからというのが、その理由だった。

 ブスが特定不可能であることと、編集者の話をまとめると、「ブスは確かに存在するが、私ではない」と捉えている人が多いということになる。となると、ブスは本人の自意識の問題ということになるのではないだろうか。

 また、マツコはブス発言の際、表現に気を使っている。

 「コンビニで常温の水を買う〇〇(個人名)はブスだ」と名指しする発言は誰かを傷つけるが、「コンビニで常温の水を買うのは、たいがいブス」という、相手を特定しない表現にして、うまく逃げているのだ(コンビニで常温の水を買ったとしても、私はブスではないと本人が思えば差別は成立しない)。

 おそらくマツコ本人も、自分がここまで人気が出て、一種の権力になるとは思ってもいなかっただろう。今、マツコがかつてのように毒舌を吐くと、単なる“見下し”になってしまう。だから、マツコはブスという名の自意識に照準を定めたのではないだろうか。

 マツコといえば、「インスタグラムが嫌い」と各番組で公言しているが、インスタグラムが伝えたいのが、「おいしいもの」ではなく「おいしいものを食べた私」という自意識であることから考えると、マツコがターゲットにしているのは、ブスやインスタそのものではなく、やはり自意識に思えてならない。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、最新刊は『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの

ボブ・サップのDV疑惑報道はAbemaTVにとって「棚ぼた」!? 『朝青龍を押し出したら~』はどうなる?

 アメリカ人格闘家のボブ・サップの“DV疑惑”報道を受け、AbemaTV関係者は「ウハウハ」なのだという。

 21日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、数年にわたりDV被害を受け続けたという日本人の元恋人の告発を掲載。サップのマネジャーも務めていた女性は、自身の顔や全身に付いたアザの写真を提供し、サップの裏の顔を明かしている。

 そんな渦中のサップだが、AbemaTVは19日、大みそかから放送される年越し番組『朝青龍を押し出したら1000万円』のVIPチャレンジャーとしてサップが出場することを発表したばかり。同番組は、元横綱・朝青龍と8名のチャレンジャーが、相撲の「押し出し」のみを勝ちとするオリジナルルールで対戦。サップは8戦中の“大トリ”を務めるものと見られている。

「告発内容のエグさが世間に衝撃を与えており、ネット上では『本当にサップは出演できるのか?』との声が相次いでいる。一方で、『張り手なし』『変化なし』という朝青龍に有利なルールながら、アメフト出身のサップのタックル力が上回る可能性もあるため、2人の対戦を楽しみにしている視聴者は多い」(芸能記者)

 サップは、同局で10月に配信された武井壮プロデュースのスポーツ番組『第1回Abema杯5種競技HAOOO5!』に出演。タックル衝撃度の測定では、NFL出身のサップが脅威のパワーを見せつけ、元大関・把瑠都に圧勝していた。

「AmebaTVは勝敗が予想できない“ガチ対決”を狙ってボブをブッキングしたようですが、かつて日本のCMやメディアに引っ張りだことなっていたサップも、このところ存在感がすっかり薄れている。そんな中、突如として注目を浴びることとなり、AbemaTVの一部関係者からは『棚ぼた』なんて声も。AbemaTVは民放のように厳しいコンプラもありませんから、逮捕でもされない限り放送するつもりでは?」(同)

 フジテレビ系『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX』や、TBS系『トリプル世界タイトルマッチ』にぶつけるように放送される『朝青龍を押し出したら1000万円』。サップの姿は、そこにあるだろうか?

ボブ・サップのDV疑惑報道はAbemaTVにとって「棚ぼた」!? 『朝青龍を押し出したら~』はどうなる?

 アメリカ人格闘家のボブ・サップの“DV疑惑”報道を受け、AbemaTV関係者は「ウハウハ」なのだという。

 21日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、数年にわたりDV被害を受け続けたという日本人の元恋人の告発を掲載。サップのマネジャーも務めていた女性は、自身の顔や全身に付いたアザの写真を提供し、サップの裏の顔を明かしている。

 そんな渦中のサップだが、AbemaTVは19日、大みそかから放送される年越し番組『朝青龍を押し出したら1000万円』のVIPチャレンジャーとしてサップが出場することを発表したばかり。同番組は、元横綱・朝青龍と8名のチャレンジャーが、相撲の「押し出し」のみを勝ちとするオリジナルルールで対戦。サップは8戦中の“大トリ”を務めるものと見られている。

「告発内容のエグさが世間に衝撃を与えており、ネット上では『本当にサップは出演できるのか?』との声が相次いでいる。一方で、『張り手なし』『変化なし』という朝青龍に有利なルールながら、アメフト出身のサップのタックル力が上回る可能性もあるため、2人の対戦を楽しみにしている視聴者は多い」(芸能記者)

 サップは、同局で10月に配信された武井壮プロデュースのスポーツ番組『第1回Abema杯5種競技HAOOO5!』に出演。タックル衝撃度の測定では、NFL出身のサップが脅威のパワーを見せつけ、元大関・把瑠都に圧勝していた。

「AmebaTVは勝敗が予想できない“ガチ対決”を狙ってボブをブッキングしたようですが、かつて日本のCMやメディアに引っ張りだことなっていたサップも、このところ存在感がすっかり薄れている。そんな中、突如として注目を浴びることとなり、AbemaTVの一部関係者からは『棚ぼた』なんて声も。AbemaTVは民放のように厳しいコンプラもありませんから、逮捕でもされない限り放送するつもりでは?」(同)

 フジテレビ系『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX』や、TBS系『トリプル世界タイトルマッチ』にぶつけるように放送される『朝青龍を押し出したら1000万円』。サップの姿は、そこにあるだろうか?