Hey!Say!JUMPのわちゃわちゃが盛りだくさん! 八乙女光の誕生日は、カップリングコレクションで決まり!

 なかよしJUMPのラブラブ「カップリングショット」を一挙公開!

Contents
山田×知念 ・・・・04P~
八乙女×薮・・・・08P~
山田×中島・・・・12P~
有岡×伊野尾・・・16P~
山田×岡本・・・・20P~
知念×伊野尾・・・24P~
髙木×薮・・・・・28P~
中島×八乙女・・・32P~
知念×薮・・・・・36P~
有岡×髙木・・・・40P~
山田×有岡・・・・44P~
知念×岡本・・・・46P~
山田×八乙女・・・48P~
中島×岡本・・・・50P~
中島×有岡・・・・52P~
岡本×薮・・・・・54P~
知念×有岡・・・・56P~
岡本×八乙女・・・58P~
山田×髙木・・・・60P~
有岡×薮・・・・・62P~
伊野尾×薮・・・・64P~
知念×中島・・・・66P~
知念×八乙女・・・68P~
中島×髙木・・・・70P~
有岡×八乙女・・・72P~
髙木×伊野尾・・・74P~
髙木×八乙女・・・76P~
山田×伊野尾・・・78P~
知念×髙木・・・・80P~
中島×薮・・・・・82P~
岡本×伊野尾・・・84P~
山田×薮・・・・・86P~
岡本×有岡・・・・88P~
伊野尾×八乙女・・90P~
中島×伊野尾・・・92P~
岡本×髙木・・・・94P~
JUMP の活躍たっぷり見せます!
ジャニーズカウントダウン 2016-2017
フォトレポート・・97P~

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俺たちもこれが最後の祭りじゃ!! サイゾー的ハイロー特集最後の花火『FINAL MISSION』徹底討論対談!

※本記事は映画『HiGH&LOW THE MOVIE3 / FINAL MISSION』のネタバレを含みます。

たくさんの夢をありがとう、HIROさん…

 映画『HiGH&LOW THE MOVIE』に脳を焼かれてから1年数カ月。夏の『END OF SKY』公開時にも開催したハイロー対談@サイゾーが、再び帰ってきた。毎度おなじみ映画ライターの加藤よしきさんとヤンキーマンガとEXILE史学に詳しいライター藤谷千明さんが、『FINAL MISSION』について徹底討論! これが俺たちの最後の祭りじゃ!!(なお、今後新作が公開された場合にはこれが最後とは限らない場合がございます/今回も同席している編集者は重度のLDHオタクです)

生コンはサビ! 音楽組織ならではの大胆な構成

藤谷前回の対談「ごめんなさい」から始まったわけですけど、今回は「ありがとうございます」から始めたい。変に引き伸ばしを図るわけでもなく『HiGH&LOW』は『HiGH&LOW』として畳んでくれた。ドラマ版から脈々と続いていたSWORD地区のカジノ問題に一段落つきました。そしてやっぱり今回も冒頭から度肝を抜いてくる。これぞハイローでした。だって、予告で我々に衝撃を与えた生コン祭りがまさか冒頭に来るとは思わなかった。そして中盤でももう一回同じシーンが流れる。つまり、このシーンが「サビ」なんですよ! 三代目J Soul Brothersでいうところの「Welcome to TOKYO」【1】みたいな頭サビで始まる展開です。

【1】16年11月リリースの、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE通算20枚目のシングル。名曲。トキオ…トキオ…トキオ…

加藤:確か『新しき世界』も冒頭に生コン(セメント)シーンがありましたね。

藤谷:でもあれは「サビ」ではなくて、死体が浮かび上がってこないように、海に沈めるための処置としてのセメント描写をもって「この韓国ノアールはエグイやり方で死体を隠蔽するヤクザが出てきますよ」という宣言をするイントロでした。『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』(以下ザム3)の場合は、これをサビに持ってきた。音楽組織であるLDHならではの大胆な構成なんですよ!

加藤:大胆な構成というか、今回、シリーズの中で一番構成がめちゃくちゃですね。とくに時系列はもう本当にわからない。どのタイミングでコブラが姿を消して、どこで琥珀さんが助けに来て、どこでSWORDの街が空襲受けたかのように停電になったのでしょうか?

編集部:SWORD地区がいつ燃やされてるのかも分からなかったです。善信の「逃げねえよ」の後なのか、彼が「いや、もう始まってるか」って言うからには『HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY』(以下ザム2)のクライマックスの裏で同時進行で起こってることなのか。おそらく映像の順番的には後者ですかね。その間にダンさんたちは山王街で九龍と戦い、尾沢は骨折した。

加藤:コブラたちは「逃げねえよ」って言われた後、ガレージみたいな謎の空間で山王会議をしていました。本来なら多分、あの会議の前にSWORD地区が九龍の襲来によってブチ壊されて、危機に瀕しているはずなんですよ。人が吊るされたりとか、派手にやられちゃってる。だからゲリラ戦で行こう、という順序のはずです。でも、そこが描かれてないから伝わらないんですよ。ほかのチームも同様です。クラブheaven、鬼邪高、達磨の拠点も燃やされて、そこにロッキー、村山、日向は「間に合わなかった」みたいな感じで来てる。それに達磨の拠点では、達磨ベイビーズが倒れていて、あれがまた時系列の謎を加速させてます。

藤谷:ザム2のクライマックス、達磨一家登場シーンで大きく啖呵切ってたのに! なにか事情があって先に帰ったのか……ナ? 村山は鬼邪高が燃やされて膝から崩れ落ちてるけど、黒白堂駅帰りだとしたら、古屋と関ちゃんは一緒にいないし。SWORDのみんなの鬼気迫る勢い、特にコブラの、ドラマ版からすると圧倒的成長を遂げた演技力に圧倒されて一瞬納得しそうになるんですけど、よく考えたら「……アレ?」ってなる部分は今回多かったですね。

加藤:冷静になるとおかしいんです。今に始まったことじゃないけど、ザム3はそういう部分が特に多い気がする。で、山王は「じゃあゲリラ戦だ」って戦うけど九龍の圧倒的暴力に勝てず、進退窮まったコブラがカッとなって、単身でツッコんでボコボコにされて拉致される。そして生コンを飲まされそうになったところに琥珀さんが現れて。

藤谷:琥珀さんたちはその前に広斗をかばって負傷した西郷の隠れ家に行くというくだりがありました。ここはたぶんSWORDの襲撃と同時進行のはず。この時点でかなり複雑なフローが発生している。

加藤:もしかしたら、琥珀さん側の時空とコブラたち側の時空と、時の流れが違うのかもしれない。『インセプション』【2】みたいな感じで、コブラたちが戦ってる時に琥珀さん側はゆっくり時間が流れているのでは。

1712_inception_150.jpg
【2】クリストファー・ノーラン監督による2010年公開の映画。主演はレオナルド・ディカプリオ。世界のケンワタナベも出演。設定が難解すぎて「コマが回る映画」としか説明できないけど傑作。

藤谷:『HiGH&LOW』の世界はお気持ちで相当時間感覚が変わるところはありますよね。

加藤:いろんな意味でいびつな映画だとあらためて思いました。

藤谷:でもそれは、「お気持ち」が溢れた結果なんですよ。

加藤:最初の『HiGH&LOW THE MOVIE』(以下ザム)のときも、すごいお気持ちがあふれてました。ただザムでは一応脚本上の時間の流れをしっかり設定してて、具体的に日にちを上げたりしていた。「2日後、マイティ、ダウト、総勢500人を連れて、琥珀さんがSWORDを潰しに来る」とかセリフで入れて。いや、それも冷静に考えたらおかしい事態なんですけど、とにかく時間の流れを区切って、キャラの動きもそれに合わせて整理していた。

藤谷:今回は作中の出来事の時間経過が、1週間なのか、3日なのか、1晩なのか分からない。今回の場合、熱量が溢れた結果というよりも、あまりにも短期間に2本を撮影したため、単純に構成に未整理なところが出てしまったという考え方もできるのではないか。どのタイミングでSWORDのみんなが「コブラー!」と走っているのか。しかもそこでコブラにたどり着いたのはSWORDのみんなではなく、琥珀さんと九十九さん。コブラの居場所を偶然耳にしたのは九十九さんだから、そうなる理由はわかるんですけど、じゃあSWORDのみんなはどこに向かって走っていたの……? 

編集部:あの5分割シーンは、ロッキーさんなんて「立ち上がるにも限度がある」って言ったばっかりで走ってて、何があってそんな急に復活できたのか、感情の理解が追いつかなかったです。

藤谷:そもそも5人が「コブラ!」と全力疾走しつつも、「助けるのは琥珀さんか〜い、ズコッ」みたいな気持ちもあります。

編集部:しかもその後、ロッキー・村山・日向は無名街のスモーキーの墓に着いているけど、ヤマトとノボルはいない。で、次の日の琥珀さん大号令のシーンで、「コブラ! 九龍潰そうぜ!」って出てくる。

加藤:ヤマトとノボルどこ行ったんだ問題、ありますね。

藤谷:このあたりは最初観たときは頭から「?」がとれませんでしたね。SWORDのみんな→コブラへの感情の受けどころがない。助けられた後にヤマトやノボルの「心配したんだぞ、コブラ」「俺達は仲間だ」みたいな一言でもあれば……。まあそんなベタなセリフ、ハイローで言わないと思いますけど。あんなに必死に走っていたSWORDのみんなに対しての目配せがないのは気になりました。

ハイローのアクションには「情」のバトルと「動」のバトルがある

編集部:対談前半はツッコミどころをいろいろ話していくことになりそうですが、そもそも、話の畳み方としてはどうでしたか?

加藤:散々文句を言いましたが、僕は悪くなかったと思います。見せ方が気になるところはあるにせよ、最終的に拳だけじゃ解決できないから、警察っていうちゃんとした大人の力で解決するのは良いと思います。それと、マスコミが入ってる生放送=ライブの場で訴える『サンクチュアリ』方式は、ある意味、ダンスパフォーマーの人たちの「ライブ」っていうものに対する信頼を感じました。だから落とし方は全然いいんです。あとはそれに至るまでの感情の流れや、エンタテインメントとして、僕が見たかったジェシーVSコブラ完全決着マッチとかをやっていただけたらより楽しめたという印象です。

藤谷:「無名街爆破セレモニー」でリアリティーラインが一気におかしなことになって、うやむやになったところはありますね。あの勢いに押されて、全部OKかなと。

加藤:そうですね、「無名街爆破セレモニー」が強すぎました。最初に名前聞いたときも「何じゃそりゃ」って思ったんですけど、実際劇場に見に行ったら、予想を超えるセレモニー感。スクリーンいっぱいの「RECEPTION OF CASINO」! あの時に「考えたら負けだろうな」とは思いました。

藤谷:あそこで脳が焼き切られますよね。満面の笑みでスイッチが押されて、しかも本当に半分は爆破されてしまう。

加藤:こういうところは最高だなって思いますね。話の締め方も、僕は「俺達の戦いはこれからだ」エンドは好きなので、全然いいです。逆に拳だけじゃ解決できないってことをテーマに掲げた以上はこういうラストしかなかったんじゃないでしょうか。

藤谷:そうですね、拳で解決してないのは誠実ですね。

加藤:あそこで琥珀さんたちが大臣をぶん殴っても良かったわけですけど、そういうことをせずにちゃんと解決したのは偉いです。ただ、拳だけで解決できないとすると、ハイローの一番の武器であるアクションを封印せざるを得ないので、そこに少しジレンマがありました。今回はザム2に比べるとアクションで物語る部分が少なくて、そのせいでガバガバなところをごまかしきれるだけの何かが足りなかった。だから不満も出てきてしまう。

藤谷:制作陣の方のインタビューでも言及されていますが、基本的に『HiGH&LOW』ってアクションとキャラクターと物語が連動していきますよね。その中でも感情に寄ったバトルと、アクションの快楽に寄せてるバトルがある。「情」のバトルと「動」のバトルというか。

 ザム1ですと、スモーキーと劉の戦いは「動」に寄っていて、ラストの琥珀さん戦は「情」の戦い。ザム2は、USB争奪カーチェイスのくだりは「動」で、ロッキーと蘭丸の戦いは「情」のバトルでした。今回は、「情」のバトルがなかった。もちろん、加藤さんもおっしゃる通り「拳だけでは解決できない」っていう大きなテーマがあったからですが、アクションが見たかった人からすると、消化不良な部分が出てきてしまうところがある。

 例えばですけど、源治を倒されたところで「俺が仇をとる」と黒崎が前線に立つだとか、九龍の頭とSWORDの頭が拳を交わすことがあっても良かった気はします。実際今回一番いいアクションシーンって、前半のワンカット風の琥珀さん九十九さん&雨宮兄弟vsヤクザチームでしょう。

加藤:片方はモロにヤクザなんですよね、スーツでドス持って。で、反対側から特殊部隊が出てくる。夢のような空間です。

藤谷:絵的には面白いんですけど、「追手に追われている人たち」以外の意味を持ってないから、アクションとストーリーを連動させるという意味では、ちょっとハイローイズムから外れている気がしました。

加藤:確かに。細かいところはいいんですけどね。今まで何回も繰り返し見てきたMUGENと雨宮兄弟の殴り合いの時と同じ技を雨宮兄弟が使っていたり、「おっ」とは思うんですけど、単体の映画のアクションとして観るとちょっと弱い。4人の共闘もザム2でもやってるんで繰り返しになってしまうし。

藤谷:ほかのアクションシーンも、琥珀さん+雨宮兄弟&ルードボーイズと、雨宮兄弟VS源治で、基本的には琥珀さん九十九さん&雨宮兄弟中心ですね。雨宮兄弟VS源治の「鎖」は笑ってしまいました。鎖を巻いた瞬間、めちゃくちゃ強くなって日本刀折れちゃうっていう、謎の源治弱体化もありましたけど。ザム2のロッキー対蘭丸でも鎖で首を締めていて、結構強い武器として使われてたんで、もしかしたらハイロー世界で鎖は車に次ぐ最強武器の可能性があります。

編集部:でも、雨宮兄弟推しとしてはあのシーンはちょっと……。正直、なんかカッコ悪いな、と。あの鎖巻くやつなんですか!ぜんぜんスタイリッシュじゃない!見た目がカッコイイのが雨宮兄弟の真理なのに……。

加藤:カッコいいじゃないですか!

藤谷:おもしろカッコいいぜ的な!

加藤:そうです! 僕は雅貴をおもしろ闇深(やみふか)お兄ちゃんだと解釈しているので、全然OKです!

編集部:「おもしろカッコいい」の人たちではなかったはずなんです! それと、2人+鎖vs1人は、はたしてカッコいいのか?と。

藤谷:それはたしかにそうですね。ゼロレンジコンバットで複数をバッタバッタとなぎ倒すのが雨宮兄弟の良さではあったから。

編集部:そうなんです。というか、雨宮兄弟は2人で全盛期100人のMUGENと対等に戦ったわけで、その2人+鎖でやっと勝てる源治の強さとは……と考え始めると、「ハイロー算」みたいになってきます。

加藤:「まさきくんたちはむげん100人を2人でやっつけました」

藤谷:「では、げんじくんは1人でむげんを何人やれるでしょうか?」

(ホワイトボードを使ってハイロー算を始める)

white board.jpeg
ハイロー算とは。

編集部 琥珀さんはザム2で源治と戦って、一応勝ってますね。琥珀さんと雅貴2人でも、どうにか勝って源治を水中に沈めてます。

加藤:あ、ここが決着がつかなかった理由としては、雅貴が1で広斗が弟だということで0.5だったとしたら……(ボードを書く)。

編集部:MUGEN時代から時間がたって、雨宮兄弟も琥珀さんも強くなってるはずです。だとすると数年前の琥珀さんと現在の源治がイコールなのかもしれず……(ボードを書く)。

藤谷:せんせー、私、算数の授業聞きにきたんじゃないんですけど〜。

加藤 そうですね、やめましょう。矛盾が生じますから。

村山のネット批判をどう見たか?

加藤:今回は脚本も、琥珀さんと九十九さん、雨宮兄弟に頼り過ぎだと思います。冒頭からコブラメインの話だったはずなのに、最終的に仕切るのは琥珀さんでしたし。

藤谷:ヤマトがスモーキーの気持ちを引き継いでなのか「俺たちももっと高く翔ぶ」って言いつつ、「だから琥珀さん、勉強させていただきます」になるのもよくわからない。

編集部:あれこそがEXILEイズムですよ。先輩の背中を見て後輩が「勉強させていただきます」。

加藤:僕は格闘技とかプロレスが好きなので、やっぱりあれを見てると猪木イズムを感じますね。

 子供の頃に、橋本真也と小川直也の試合をテレビで観てて、「橋本が負けたら即引退」みたいな流れがあったんですけど、橋本が負けたんですよね(2000年4月7日東京ドーム大会「橋本真也34歳 小川直也に負けたら即引退!スペシャル」)。会場騒然で、「これどうなっちゃうんだろ?」って思っていたら猪木がいつも通り「いくぞ! 1、2、3、ダーっ!」を始めたんです。さすがに観客も困惑するっていう。

藤谷:EXILEイズム、猪木イズムとしては間違ってないということでしょうか。

加藤:その気持ちは間違ってないけど、こっちの気持ちも考えてくれという。

藤谷:琥珀さん単体のストーリーとしては、ザムからつながる美しい流れではあります。後輩のコブラたちに説得されて正しく生き直そうと思った人が、後輩の危機に駆けつける。ただ、普通だったらそこから一歩引いて、コブラがあとを仕切るはず。そういう常識で考えたらいけないのかもしれませんが、「あ、琥珀さんが仕切っちゃうの?」とキョトンとなってしまった。まあ、琥珀さんはHIROさん、ひいては“LDHの擬人化”なので、それはまあ最終的には「勉強させていただきます」にならざるをえないのか……。

加藤:LDH内の価値観や道徳観に照らせば満点なんだろうし、当然の展開だと思うんですけど、観てるこっちとしては「おや? そういう話だったっけ?」ってなります。

編集部:三代目がどれだけ売れても「我々がいるのはEXILE先輩がいらっしゃるおかげでございます」みたいなことを何度もライブのMCで言うので、そういう価値観なんですよ、やっぱり。

加藤:フィクションの中では、そこを引いてほしかったですね。そのせいで「感情線がぐちゃぐちゃじゃねぇか!」と。

藤谷:こっちが一方的にそう思いこんでるだけかもしれないけど、ハイローには「次世代への魂の継承」みたいなテーマがあると思うんです。それが態度ではなく、「勉強させていただきます」というセリフになってしまう。すべてが唐突なんですよ。村山のネット批判のセリフもそう。

加藤:あそこは正直、僕はいただけないですね。あのシーンって、キャラの人生観みたいなものが前面に出ているじゃないですか。今まで多くの人が自由に解釈していた「このキャラはこういう感じなんだろうな」というところに、ある意味での正解を出してしまうシーンでもある。だから、「この人、こういう人だったの?」ってなってしまう。あと、ロッキーは若干声も別人になってませんでした?

藤谷:キャラを固めるためのセリフであるはずなのに。

加藤:「な〜んか熱いんだよな〜」って、「あったか〜い」みたいな、そんな喋り方じゃなかったでしょ、あなた! 村山に至っては「あなたインターネットなんか知ってたの!?」っていう。

藤谷:もしかしたらディレクターズカット150分バージョン(※存在しません)には「まちBBS」で、鬼邪高批判があったのかもしれない。国が「無名街は負の象徴だから」って爆破セレモニーに踏み切りますけど、よく考えたらいくら存在がタブーになってる街でも、「爆破しよう」となったら普通は周辺住民が反対しますよ。それが歓迎ムードになるっていうのは多分ですね、闇のクラウドソーシングサイトで1件800円とかで雇われた人がネットで暗躍して……。鬼邪高校に関してもそういう人たちによる心無い書き込みがあって、それに村山が傷つくシーンがあったとか。

加藤:鬼邪高なんて普段から絶対に炎上しまくりですからね。きっと燃やされた時に、まとめサイトでは「【朗報】鬼邪高校さん、炎上しすぎて校舎まで燃える」みたいなスレまとめが。

編集部:轟がレスバトルに参戦してしまう……。ちなみに、村山を演じた山田裕貴くんは「僕自身が普段から思ってることを村山が言ってくれた」と語ってました。(「ぴあ映画生活」11月9日掲載「山田裕貴が語る、『HiGH&LOW』の人気キャラ・村山とシンクロする思い」

藤谷:実際、ああいうセリフってヤンキーマンガだと結構ベタなものではあります。というか、『サムライソルジャー』【3】の最終巻でほぼ同じセリフがあるんですよ。自然に出たのかオマージュなのか、分からないですが。前回の対談でも言いましたけど、ヤンキーモノの自己肯定の根拠って「もっと卑劣なやつがいる」的な落としところになることが多い。「女性を騙してレイプするチャラい大学生のほうがヤンキーより悪」「ネットで中傷してるやつのほうがヤンキーの喧嘩より悪」という。これはある種の欺瞞でもあるんですが。

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【3】(山本隆一郎/集英社)2008年~2014年「週刊ヤングジャンプ」にて連載。数々の不良集団が乱立する渋谷で起こる抗争を描く。

加藤:『HiGH&LOW』って今までも、話の都合でキャラを動かしていたところは多々ある。でも俳優さんがそのキャラをしっかり守っているから、そんなにキャラブレはなかったと思います。でもあのシーンだけは完全に制作側が伝えたいことをキャラクターが言っちゃってるから、すごくキャラブレに感じてしまう。

藤谷:逆に日向は一貫して「復讐と祭り」だった。日向が自分の人生の目的だった「復讐」から解放されて「祭り」に動機が変わっていくのが美しい流れだった分、「おや? 村山ちゃん?」という印象を受けてしまったのかもしれない。村山に関しては本人の演技力というよりは脚本や構成の不備だと思うから、150分バージョン(※存在しません)に「SWORD地区・まちBBS」があれば解決するんですけど。

編集部: LDHはこれまで特にネットで揶揄されがちだったから、ずっと彼らが思っていたことなんだろうな、というのもあります。でも、最後の最後で言いたいことを一個我慢できないダサさを見てしまった感じはしました。それはそれでLDHらしいですけど、ハイローを観る人全員にその受け止め方を要求するのは無茶です。

藤谷こういうのも「ネットでグチグチ言いやがって」って怒られるのかな……。

加藤:いや、これはいいでしょう!  許してください!

拳で解決できなくなった『HiGH&LOW』に与えられた課題

藤谷:ひとつひとつのシーンは本当に素晴らしいんですよ。琥珀さんがコブラを助けるシーンもすごくいいし、DTC周りの笑いどころもきちんと笑える。ただ連結部分がガタガタになっていて、1個1個のシーンは「10点満点」だけど「合計は?」ってなる。九龍を倒すのにしても、気がついたら九龍の半分は心変わりしてて、一方はバルジが手を引いたからって切り上げてしまう。SWORDのみんなの力で解決したわけではない。そこがちょっと消化不良に感じられてしまいました。

加藤:今回、九龍側でコブラが一番対立した善信が途中で退場してしまうのが良くなかったと思います。善信が倒されて、「俺の負けだ」って認めて去っていく話でもよかったのかもしれない。

藤谷:コブラが対峙する相手が、途中で善信から黒崎になってますしね。だから、乗り越えるべき対象がちぐはぐになっている。大臣も地位を失うでしょうし、九龍の皆さんもマスコミに捕まっていますが、拳で解決してないからカタルシスが薄くなっている。拳を封印したことが裏目に出ている。でも、拳を封印するっていうその選択は間違ってない。

加藤:その気持ちは間違っていない。ただそうなると、今までの『HiGH&LOW』とはまた違う技術が必要になってくる、ということですね。

藤谷:ザム3は、このままアクションで押し切ってもよかったのに、拳を封印したという新たな挑戦だったととらえることはできると思います。それはひとつの勇気だと思うんです。これで話を一回畳んだことによって、また新しいことができるのかもしれない。九龍も「破壊と再生」みたいなことを言ってましたし。

加藤:『HiGH&LOW』に限らず、例えばLDHピクチャーズ【4】が今後映画作っていく上で、多分ここで培ったものは失敗点も成功点も含めてすごく役に立つでしょうね。

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【4】「LDH PICTURES」「HI-STREET PICTURES」「HIGH BROW CINEMA」の3つのレーベルからなるLDHの映画配給会社。

藤谷:ある種ベンチャー企業らしいというか、フィードバックがめちゃくちゃうまい集団だと思いますから。

加藤:「一回言われたことはすぐ覚える」みたいなところがありますよね。

藤谷:だからこそ次の展開にも期待が持てると思います。

加藤・藤谷の熱いハイロー談義はまだまだ終わらない!
後編は明日公開予定です。

(構成/斎藤岬)

<プロフィール>
加藤よしき
ライター。1986年生まれ。「Real sound」などで執筆。『別冊映画秘宝 90年代狂い咲きVシネマ地獄』(洋泉社)に寄稿。
ブログ:http://blog.livedoor.jp/heretostay/
twitterID:@daitotetsugen

藤谷千明
ヴィジュアル系とヤンキーマンガとギャル雑誌が好きなフリーライター。1981年生まれ。執筆媒体「サイゾー」「Real sound」「ウレぴあ」ほか。
twitterID:@fjtn_c

俺たちもこれが最後の祭りじゃ!! サイゾー的ハイロー特集最後の花火『FINAL MISSION』徹底討論対談!

※本記事は映画『HiGH&LOW THE MOVIE3 / FINAL MISSION』のネタバレを含みます。

たくさんの夢をありがとう、HIROさん…

 映画『HiGH&LOW THE MOVIE』に脳を焼かれてから1年数カ月。夏の『END OF SKY』公開時にも開催したハイロー対談@サイゾーが、再び帰ってきた。毎度おなじみ映画ライターの加藤よしきさんとヤンキーマンガとEXILE史学に詳しいライター藤谷千明さんが、『FINAL MISSION』について徹底討論! これが俺たちの最後の祭りじゃ!!(なお、今後新作が公開された場合にはこれが最後とは限らない場合がございます/今回も同席している編集者は重度のLDHオタクです)

生コンはサビ! 音楽組織ならではの大胆な構成

藤谷前回の対談「ごめんなさい」から始まったわけですけど、今回は「ありがとうございます」から始めたい。変に引き伸ばしを図るわけでもなく『HiGH&LOW』は『HiGH&LOW』として畳んでくれた。ドラマ版から脈々と続いていたSWORD地区のカジノ問題に一段落つきました。そしてやっぱり今回も冒頭から度肝を抜いてくる。これぞハイローでした。だって、予告で我々に衝撃を与えた生コン祭りがまさか冒頭に来るとは思わなかった。そして中盤でももう一回同じシーンが流れる。つまり、このシーンが「サビ」なんですよ! 三代目J Soul Brothersでいうところの「Welcome to TOKYO」【1】みたいな頭サビで始まる展開です。

【1】16年11月リリースの、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE通算20枚目のシングル。名曲。トキオ…トキオ…トキオ…

加藤:確か『新しき世界』も冒頭に生コン(セメント)シーンがありましたね。

藤谷:でもあれは「サビ」ではなくて、死体が浮かび上がってこないように、海に沈めるための処置としてのセメント描写をもって「この韓国ノアールはエグイやり方で死体を隠蔽するヤクザが出てきますよ」という宣言をするイントロでした。『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』(以下ザム3)の場合は、これをサビに持ってきた。音楽組織であるLDHならではの大胆な構成なんですよ!

加藤:大胆な構成というか、今回、シリーズの中で一番構成がめちゃくちゃですね。とくに時系列はもう本当にわからない。どのタイミングでコブラが姿を消して、どこで琥珀さんが助けに来て、どこでSWORDの街が空襲受けたかのように停電になったのでしょうか?

編集部:SWORD地区がいつ燃やされてるのかも分からなかったです。善信の「逃げねえよ」の後なのか、彼が「いや、もう始まってるか」って言うからには『HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY』(以下ザム2)のクライマックスの裏で同時進行で起こってることなのか。おそらく映像の順番的には後者ですかね。その間にダンさんたちは山王街で九龍と戦い、尾沢は骨折した。

加藤:コブラたちは「逃げねえよ」って言われた後、ガレージみたいな謎の空間で山王会議をしていました。本来なら多分、あの会議の前にSWORD地区が九龍の襲来によってブチ壊されて、危機に瀕しているはずなんですよ。人が吊るされたりとか、派手にやられちゃってる。だからゲリラ戦で行こう、という順序のはずです。でも、そこが描かれてないから伝わらないんですよ。ほかのチームも同様です。クラブheaven、鬼邪高、達磨の拠点も燃やされて、そこにロッキー、村山、日向は「間に合わなかった」みたいな感じで来てる。それに達磨の拠点では、達磨ベイビーズが倒れていて、あれがまた時系列の謎を加速させてます。

藤谷:ザム2のクライマックス、達磨一家登場シーンで大きく啖呵切ってたのに! なにか事情があって先に帰ったのか……ナ? 村山は鬼邪高が燃やされて膝から崩れ落ちてるけど、黒白堂駅帰りだとしたら、古屋と関ちゃんは一緒にいないし。SWORDのみんなの鬼気迫る勢い、特にコブラの、ドラマ版からすると圧倒的成長を遂げた演技力に圧倒されて一瞬納得しそうになるんですけど、よく考えたら「……アレ?」ってなる部分は今回多かったですね。

加藤:冷静になるとおかしいんです。今に始まったことじゃないけど、ザム3はそういう部分が特に多い気がする。で、山王は「じゃあゲリラ戦だ」って戦うけど九龍の圧倒的暴力に勝てず、進退窮まったコブラがカッとなって、単身でツッコんでボコボコにされて拉致される。そして生コンを飲まされそうになったところに琥珀さんが現れて。

藤谷:琥珀さんたちはその前に広斗をかばって負傷した西郷の隠れ家に行くというくだりがありました。ここはたぶんSWORDの襲撃と同時進行のはず。この時点でかなり複雑なフローが発生している。

加藤:もしかしたら、琥珀さん側の時空とコブラたち側の時空と、時の流れが違うのかもしれない。『インセプション』【2】みたいな感じで、コブラたちが戦ってる時に琥珀さん側はゆっくり時間が流れているのでは。

1712_inception_150.jpg
【2】クリストファー・ノーラン監督による2010年公開の映画。主演はレオナルド・ディカプリオ。世界のケンワタナベも出演。設定が難解すぎて「コマが回る映画」としか説明できないけど傑作。

藤谷:『HiGH&LOW』の世界はお気持ちで相当時間感覚が変わるところはありますよね。

加藤:いろんな意味でいびつな映画だとあらためて思いました。

藤谷:でもそれは、「お気持ち」が溢れた結果なんですよ。

加藤:最初の『HiGH&LOW THE MOVIE』(以下ザム)のときも、すごいお気持ちがあふれてました。ただザムでは一応脚本上の時間の流れをしっかり設定してて、具体的に日にちを上げたりしていた。「2日後、マイティ、ダウト、総勢500人を連れて、琥珀さんがSWORDを潰しに来る」とかセリフで入れて。いや、それも冷静に考えたらおかしい事態なんですけど、とにかく時間の流れを区切って、キャラの動きもそれに合わせて整理していた。

藤谷:今回は作中の出来事の時間経過が、1週間なのか、3日なのか、1晩なのか分からない。今回の場合、熱量が溢れた結果というよりも、あまりにも短期間に2本を撮影したため、単純に構成に未整理なところが出てしまったという考え方もできるのではないか。どのタイミングでSWORDのみんなが「コブラー!」と走っているのか。しかもそこでコブラにたどり着いたのはSWORDのみんなではなく、琥珀さんと九十九さん。コブラの居場所を偶然耳にしたのは九十九さんだから、そうなる理由はわかるんですけど、じゃあSWORDのみんなはどこに向かって走っていたの……? 

編集部:あの5分割シーンは、ロッキーさんなんて「立ち上がるにも限度がある」って言ったばっかりで走ってて、何があってそんな急に復活できたのか、感情の理解が追いつかなかったです。

藤谷:そもそも5人が「コブラ!」と全力疾走しつつも、「助けるのは琥珀さんか〜い、ズコッ」みたいな気持ちもあります。

編集部:しかもその後、ロッキー・村山・日向は無名街のスモーキーの墓に着いているけど、ヤマトとノボルはいない。で、次の日の琥珀さん大号令のシーンで、「コブラ! 九龍潰そうぜ!」って出てくる。

加藤:ヤマトとノボルどこ行ったんだ問題、ありますね。

藤谷:このあたりは最初観たときは頭から「?」がとれませんでしたね。SWORDのみんな→コブラへの感情の受けどころがない。助けられた後にヤマトやノボルの「心配したんだぞ、コブラ」「俺達は仲間だ」みたいな一言でもあれば……。まあそんなベタなセリフ、ハイローで言わないと思いますけど。あんなに必死に走っていたSWORDのみんなに対しての目配せがないのは気になりました。

ハイローのアクションには「情」のバトルと「動」のバトルがある

編集部:対談前半はツッコミどころをいろいろ話していくことになりそうですが、そもそも、話の畳み方としてはどうでしたか?

加藤:散々文句を言いましたが、僕は悪くなかったと思います。見せ方が気になるところはあるにせよ、最終的に拳だけじゃ解決できないから、警察っていうちゃんとした大人の力で解決するのは良いと思います。それと、マスコミが入ってる生放送=ライブの場で訴える『サンクチュアリ』方式は、ある意味、ダンスパフォーマーの人たちの「ライブ」っていうものに対する信頼を感じました。だから落とし方は全然いいんです。あとはそれに至るまでの感情の流れや、エンタテインメントとして、僕が見たかったジェシーVSコブラ完全決着マッチとかをやっていただけたらより楽しめたという印象です。

藤谷:「無名街爆破セレモニー」でリアリティーラインが一気におかしなことになって、うやむやになったところはありますね。あの勢いに押されて、全部OKかなと。

加藤:そうですね、「無名街爆破セレモニー」が強すぎました。最初に名前聞いたときも「何じゃそりゃ」って思ったんですけど、実際劇場に見に行ったら、予想を超えるセレモニー感。スクリーンいっぱいの「RECEPTION OF CASINO」! あの時に「考えたら負けだろうな」とは思いました。

藤谷:あそこで脳が焼き切られますよね。満面の笑みでスイッチが押されて、しかも本当に半分は爆破されてしまう。

加藤:こういうところは最高だなって思いますね。話の締め方も、僕は「俺達の戦いはこれからだ」エンドは好きなので、全然いいです。逆に拳だけじゃ解決できないってことをテーマに掲げた以上はこういうラストしかなかったんじゃないでしょうか。

藤谷:そうですね、拳で解決してないのは誠実ですね。

加藤:あそこで琥珀さんたちが大臣をぶん殴っても良かったわけですけど、そういうことをせずにちゃんと解決したのは偉いです。ただ、拳だけで解決できないとすると、ハイローの一番の武器であるアクションを封印せざるを得ないので、そこに少しジレンマがありました。今回はザム2に比べるとアクションで物語る部分が少なくて、そのせいでガバガバなところをごまかしきれるだけの何かが足りなかった。だから不満も出てきてしまう。

藤谷:制作陣の方のインタビューでも言及されていますが、基本的に『HiGH&LOW』ってアクションとキャラクターと物語が連動していきますよね。その中でも感情に寄ったバトルと、アクションの快楽に寄せてるバトルがある。「情」のバトルと「動」のバトルというか。

 ザム1ですと、スモーキーと劉の戦いは「動」に寄っていて、ラストの琥珀さん戦は「情」の戦い。ザム2は、USB争奪カーチェイスのくだりは「動」で、ロッキーと蘭丸の戦いは「情」のバトルでした。今回は、「情」のバトルがなかった。もちろん、加藤さんもおっしゃる通り「拳だけでは解決できない」っていう大きなテーマがあったからですが、アクションが見たかった人からすると、消化不良な部分が出てきてしまうところがある。

 例えばですけど、源治を倒されたところで「俺が仇をとる」と黒崎が前線に立つだとか、九龍の頭とSWORDの頭が拳を交わすことがあっても良かった気はします。実際今回一番いいアクションシーンって、前半のワンカット風の琥珀さん九十九さん&雨宮兄弟vsヤクザチームでしょう。

加藤:片方はモロにヤクザなんですよね、スーツでドス持って。で、反対側から特殊部隊が出てくる。夢のような空間です。

藤谷:絵的には面白いんですけど、「追手に追われている人たち」以外の意味を持ってないから、アクションとストーリーを連動させるという意味では、ちょっとハイローイズムから外れている気がしました。

加藤:確かに。細かいところはいいんですけどね。今まで何回も繰り返し見てきたMUGENと雨宮兄弟の殴り合いの時と同じ技を雨宮兄弟が使っていたり、「おっ」とは思うんですけど、単体の映画のアクションとして観るとちょっと弱い。4人の共闘もザム2でもやってるんで繰り返しになってしまうし。

藤谷:ほかのアクションシーンも、琥珀さん+雨宮兄弟&ルードボーイズと、雨宮兄弟VS源治で、基本的には琥珀さん九十九さん&雨宮兄弟中心ですね。雨宮兄弟VS源治の「鎖」は笑ってしまいました。鎖を巻いた瞬間、めちゃくちゃ強くなって日本刀折れちゃうっていう、謎の源治弱体化もありましたけど。ザム2のロッキー対蘭丸でも鎖で首を締めていて、結構強い武器として使われてたんで、もしかしたらハイロー世界で鎖は車に次ぐ最強武器の可能性があります。

編集部:でも、雨宮兄弟推しとしてはあのシーンはちょっと……。正直、なんかカッコ悪いな、と。あの鎖巻くやつなんですか!ぜんぜんスタイリッシュじゃない!見た目がカッコイイのが雨宮兄弟の真理なのに……。

加藤:カッコいいじゃないですか!

藤谷:おもしろカッコいいぜ的な!

加藤:そうです! 僕は雅貴をおもしろ闇深(やみふか)お兄ちゃんだと解釈しているので、全然OKです!

編集部:「おもしろカッコいい」の人たちではなかったはずなんです! それと、2人+鎖vs1人は、はたしてカッコいいのか?と。

藤谷:それはたしかにそうですね。ゼロレンジコンバットで複数をバッタバッタとなぎ倒すのが雨宮兄弟の良さではあったから。

編集部:そうなんです。というか、雨宮兄弟は2人で全盛期100人のMUGENと対等に戦ったわけで、その2人+鎖でやっと勝てる源治の強さとは……と考え始めると、「ハイロー算」みたいになってきます。

加藤:「まさきくんたちはむげん100人を2人でやっつけました」

藤谷:「では、げんじくんは1人でむげんを何人やれるでしょうか?」

(ホワイトボードを使ってハイロー算を始める)

white board.jpeg
ハイロー算とは。

編集部 琥珀さんはザム2で源治と戦って、一応勝ってますね。琥珀さんと雅貴2人でも、どうにか勝って源治を水中に沈めてます。

加藤:あ、ここが決着がつかなかった理由としては、雅貴が1で広斗が弟だということで0.5だったとしたら……(ボードを書く)。

編集部:MUGEN時代から時間がたって、雨宮兄弟も琥珀さんも強くなってるはずです。だとすると数年前の琥珀さんと現在の源治がイコールなのかもしれず……(ボードを書く)。

藤谷:せんせー、私、算数の授業聞きにきたんじゃないんですけど〜。

加藤 そうですね、やめましょう。矛盾が生じますから。

村山のネット批判をどう見たか?

加藤:今回は脚本も、琥珀さんと九十九さん、雨宮兄弟に頼り過ぎだと思います。冒頭からコブラメインの話だったはずなのに、最終的に仕切るのは琥珀さんでしたし。

藤谷:ヤマトがスモーキーの気持ちを引き継いでなのか「俺たちももっと高く翔ぶ」って言いつつ、「だから琥珀さん、勉強させていただきます」になるのもよくわからない。

編集部:あれこそがEXILEイズムですよ。先輩の背中を見て後輩が「勉強させていただきます」。

加藤:僕は格闘技とかプロレスが好きなので、やっぱりあれを見てると猪木イズムを感じますね。

 子供の頃に、橋本真也と小川直也の試合をテレビで観てて、「橋本が負けたら即引退」みたいな流れがあったんですけど、橋本が負けたんですよね(2000年4月7日東京ドーム大会「橋本真也34歳 小川直也に負けたら即引退!スペシャル」)。会場騒然で、「これどうなっちゃうんだろ?」って思っていたら猪木がいつも通り「いくぞ! 1、2、3、ダーっ!」を始めたんです。さすがに観客も困惑するっていう。

藤谷:EXILEイズム、猪木イズムとしては間違ってないということでしょうか。

加藤:その気持ちは間違ってないけど、こっちの気持ちも考えてくれという。

藤谷:琥珀さん単体のストーリーとしては、ザムからつながる美しい流れではあります。後輩のコブラたちに説得されて正しく生き直そうと思った人が、後輩の危機に駆けつける。ただ、普通だったらそこから一歩引いて、コブラがあとを仕切るはず。そういう常識で考えたらいけないのかもしれませんが、「あ、琥珀さんが仕切っちゃうの?」とキョトンとなってしまった。まあ、琥珀さんはHIROさん、ひいては“LDHの擬人化”なので、それはまあ最終的には「勉強させていただきます」にならざるをえないのか……。

加藤:LDH内の価値観や道徳観に照らせば満点なんだろうし、当然の展開だと思うんですけど、観てるこっちとしては「おや? そういう話だったっけ?」ってなります。

編集部:三代目がどれだけ売れても「我々がいるのはEXILE先輩がいらっしゃるおかげでございます」みたいなことを何度もライブのMCで言うので、そういう価値観なんですよ、やっぱり。

加藤:フィクションの中では、そこを引いてほしかったですね。そのせいで「感情線がぐちゃぐちゃじゃねぇか!」と。

藤谷:こっちが一方的にそう思いこんでるだけかもしれないけど、ハイローには「次世代への魂の継承」みたいなテーマがあると思うんです。それが態度ではなく、「勉強させていただきます」というセリフになってしまう。すべてが唐突なんですよ。村山のネット批判のセリフもそう。

加藤:あそこは正直、僕はいただけないですね。あのシーンって、キャラの人生観みたいなものが前面に出ているじゃないですか。今まで多くの人が自由に解釈していた「このキャラはこういう感じなんだろうな」というところに、ある意味での正解を出してしまうシーンでもある。だから、「この人、こういう人だったの?」ってなってしまう。あと、ロッキーは若干声も別人になってませんでした?

藤谷:キャラを固めるためのセリフであるはずなのに。

加藤:「な〜んか熱いんだよな〜」って、「あったか〜い」みたいな、そんな喋り方じゃなかったでしょ、あなた! 村山に至っては「あなたインターネットなんか知ってたの!?」っていう。

藤谷:もしかしたらディレクターズカット150分バージョン(※存在しません)には「まちBBS」で、鬼邪高批判があったのかもしれない。国が「無名街は負の象徴だから」って爆破セレモニーに踏み切りますけど、よく考えたらいくら存在がタブーになってる街でも、「爆破しよう」となったら普通は周辺住民が反対しますよ。それが歓迎ムードになるっていうのは多分ですね、闇のクラウドソーシングサイトで1件800円とかで雇われた人がネットで暗躍して……。鬼邪高校に関してもそういう人たちによる心無い書き込みがあって、それに村山が傷つくシーンがあったとか。

加藤:鬼邪高なんて普段から絶対に炎上しまくりですからね。きっと燃やされた時に、まとめサイトでは「【朗報】鬼邪高校さん、炎上しすぎて校舎まで燃える」みたいなスレまとめが。

編集部:轟がレスバトルに参戦してしまう……。ちなみに、村山を演じた山田裕貴くんは「僕自身が普段から思ってることを村山が言ってくれた」と語ってました。(「ぴあ映画生活」11月9日掲載「山田裕貴が語る、『HiGH&LOW』の人気キャラ・村山とシンクロする思い」

藤谷:実際、ああいうセリフってヤンキーマンガだと結構ベタなものではあります。というか、『サムライソルジャー』【3】の最終巻でほぼ同じセリフがあるんですよ。自然に出たのかオマージュなのか、分からないですが。前回の対談でも言いましたけど、ヤンキーモノの自己肯定の根拠って「もっと卑劣なやつがいる」的な落としところになることが多い。「女性を騙してレイプするチャラい大学生のほうがヤンキーより悪」「ネットで中傷してるやつのほうがヤンキーの喧嘩より悪」という。これはある種の欺瞞でもあるんですが。

1712_samurai_soldier_150.jpg
【3】(山本隆一郎/集英社)2008年~2014年「週刊ヤングジャンプ」にて連載。数々の不良集団が乱立する渋谷で起こる抗争を描く。

加藤:『HiGH&LOW』って今までも、話の都合でキャラを動かしていたところは多々ある。でも俳優さんがそのキャラをしっかり守っているから、そんなにキャラブレはなかったと思います。でもあのシーンだけは完全に制作側が伝えたいことをキャラクターが言っちゃってるから、すごくキャラブレに感じてしまう。

藤谷:逆に日向は一貫して「復讐と祭り」だった。日向が自分の人生の目的だった「復讐」から解放されて「祭り」に動機が変わっていくのが美しい流れだった分、「おや? 村山ちゃん?」という印象を受けてしまったのかもしれない。村山に関しては本人の演技力というよりは脚本や構成の不備だと思うから、150分バージョン(※存在しません)に「SWORD地区・まちBBS」があれば解決するんですけど。

編集部: LDHはこれまで特にネットで揶揄されがちだったから、ずっと彼らが思っていたことなんだろうな、というのもあります。でも、最後の最後で言いたいことを一個我慢できないダサさを見てしまった感じはしました。それはそれでLDHらしいですけど、ハイローを観る人全員にその受け止め方を要求するのは無茶です。

藤谷こういうのも「ネットでグチグチ言いやがって」って怒られるのかな……。

加藤:いや、これはいいでしょう!  許してください!

拳で解決できなくなった『HiGH&LOW』に与えられた課題

藤谷:ひとつひとつのシーンは本当に素晴らしいんですよ。琥珀さんがコブラを助けるシーンもすごくいいし、DTC周りの笑いどころもきちんと笑える。ただ連結部分がガタガタになっていて、1個1個のシーンは「10点満点」だけど「合計は?」ってなる。九龍を倒すのにしても、気がついたら九龍の半分は心変わりしてて、一方はバルジが手を引いたからって切り上げてしまう。SWORDのみんなの力で解決したわけではない。そこがちょっと消化不良に感じられてしまいました。

加藤:今回、九龍側でコブラが一番対立した善信が途中で退場してしまうのが良くなかったと思います。善信が倒されて、「俺の負けだ」って認めて去っていく話でもよかったのかもしれない。

藤谷:コブラが対峙する相手が、途中で善信から黒崎になってますしね。だから、乗り越えるべき対象がちぐはぐになっている。大臣も地位を失うでしょうし、九龍の皆さんもマスコミに捕まっていますが、拳で解決してないからカタルシスが薄くなっている。拳を封印したことが裏目に出ている。でも、拳を封印するっていうその選択は間違ってない。

加藤:その気持ちは間違っていない。ただそうなると、今までの『HiGH&LOW』とはまた違う技術が必要になってくる、ということですね。

藤谷:ザム3は、このままアクションで押し切ってもよかったのに、拳を封印したという新たな挑戦だったととらえることはできると思います。それはひとつの勇気だと思うんです。これで話を一回畳んだことによって、また新しいことができるのかもしれない。九龍も「破壊と再生」みたいなことを言ってましたし。

加藤:『HiGH&LOW』に限らず、例えばLDHピクチャーズ【4】が今後映画作っていく上で、多分ここで培ったものは失敗点も成功点も含めてすごく役に立つでしょうね。

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【4】「LDH PICTURES」「HI-STREET PICTURES」「HIGH BROW CINEMA」の3つのレーベルからなるLDHの映画配給会社。

藤谷:ある種ベンチャー企業らしいというか、フィードバックがめちゃくちゃうまい集団だと思いますから。

加藤:「一回言われたことはすぐ覚える」みたいなところがありますよね。

藤谷:だからこそ次の展開にも期待が持てると思います。

加藤・藤谷の熱いハイロー談義はまだまだ終わらない!
後編は明日公開予定です。

(構成/斎藤岬)

<プロフィール>
加藤よしき
ライター。1986年生まれ。「Real sound」などで執筆。『別冊映画秘宝 90年代狂い咲きVシネマ地獄』(洋泉社)に寄稿。
ブログ:http://blog.livedoor.jp/heretostay/
twitterID:@daitotetsugen

藤谷千明
ヴィジュアル系とヤンキーマンガとギャル雑誌が好きなフリーライター。1981年生まれ。執筆媒体「サイゾー」「Real sound」「ウレぴあ」ほか。
twitterID:@fjtn_c

とら婚炎上Twitter、「中の人」が語る!伝えたい、結婚にかける熱き想い

 2017年2月に事業を開始した婚活事業「とら婚」。事業開始から9ヵ月、成婚カップルは見込みも含め10名を達成している。とら婚Twitter公式アカウントのつぶやきは、時に炎上気味にまとめサイトやネットニュースに掲載されていたりもするが、つぶやきそのものはいたって正論だ。とら婚の企画責任者・野村晶二郎氏に、とら婚9ヵ月の歩みをはじめ、炎上についてもあれこれ聞いてみた。

■他の結婚相談所の「隠れオタク」を探せ!

――現在の「とら婚」の会員数を教えて下さい。

野村晶二郎氏(以下、野村) 会員数は全体で170名で、男女比は男性の方がやや多く、男性が110名ほどです。

 また、とら婚は日本最大級の結婚相談所ネットワークであるIBJ日本結婚相談所連盟に加盟しておりますので、他の結婚相談所に登録されている方のご紹介もできます。ですので、「とら婚の会員さん同士」のカップルも多くいらっしゃいますし、「とら婚の会員さん」と「他の結婚相談所に入っていて、オタク趣味のある方」との成婚事例もあるんですよ。(IBJ日本結婚相談所連盟の登録会員数は2017年10月時点で58,839名)

――「とら婚」に登録すると、IBJ日本結婚相談所連盟に加盟している他の結婚相談所に登録した方からも相手を探すことができるんですね。

野村 はい。IBJ日本結婚相談所連盟では定型のプロフィール記入フォームがあり、私たちのような加盟している結婚相談所の職員は、すべての登録者の方のプロフィールを見ることができます。

――「とら婚の会員さん」と「他の結婚相談所に入っていて、オタク趣味のある方」との成婚事例についてですが、その場合、他の結婚相談所に登録していた相手の方は、趣味欄に「オタク趣味があります」といったことを書いていたのでしょうか?

野村 他の相談所さんですと、残念ながら“オタク趣味を書くとマイナスになる!”と思われているところもまだ多いようです。中にはご本人が書いていても、アドバイザーによって止められ、修正させられるケースもあるようですね。ですので、「書いていなかった」方も含まれています。

――そうなると、他の結婚相談所の会員さんにオタク趣味があるかどうかをどうやって見極めるのでしょうか。

野村 何かしらのメッセージを残していただける方はそれでもいらっしゃいます。「年末は有明に行く」とかですね。

――分からない人には何が何やらでしょうね。分かる人に分かればいい、という潔さを感じます。

野村 ノウハウなので出せないのですが、実は「隠れオタ」のキーワードがいくつもあり、実際聞いてみると、オタクか、もしくはご理解ある方であることが多いですね。何より、とら婚の会員の方に向けアプローチを2回以上されている方がいたら、「この方はそうなのだろうな」と。そういう方のデータベースを独自に作っています。

 

■コミックエッセイ漫画が婚活の敷居を低くした

野村 最近は「オタクの婚活」「オタクの恋愛や結婚生活」をテーマにしたコミックエッセイ漫画が多くありますよね。そういった作品を読まれて、自分もそんな楽しい生活がしたい、と申し込まれる方も増えています。

――とら婚の登録者の年齢層はどのような感じでしょうか。

野村 男性は平均35.6歳、女性は平均すると31.2歳ほどですね。

――会員さんの結婚したい動機は何が多いのでしょうか。

野村 動機として挙げられることが多いのは「子どもが欲しい」ですが、「パートナーが欲しい」という方もいらっしゃいますね。男性で「子どもが欲しい」を挙げる方は女性より多い印象を受けますが、ただ、男性でも女性でも「子どもはどっちでもいい」という方もいらっしゃいます。しかし、周りの方に趣味をカミングアウトしていなかったり、そもそも職場等に異性がいなかったりして、出会いの機会が少ないことが共通しています。

■とら婚公式Twitter、「中の人」、語る

――御社のTwitterはたまに炎上されていますが、どなたが書かれているのでしょうか。

野村 「中の人」は変わることも多いので、「誰」と一概には言えません。Twitterは上限が140文字なので、伝えたいことをできるだけシンプルに呟いていくと、前後のつぶやきを省かれたり、伝えたかったことの一部だけが切り取られて、意図とは違うニュアンスでまとめサイトなどに掲載されてしまうために、きつく見えてしまったり意図をうまく伝えられなかったりするんですよね。

――一番燃えたのはどのつぶやきでしょうか。

野村 

は、ずいぶん賛否両論いただきましたね。

――でも、いたって正論ですよね。

野村 自分でも「これは耳が痛い人もいるかな」と思うときもありますが、それでもつぶやくのは次の3つの思いからです。

 まず一点目が「とら婚の会員の方や、今婚活をしている方の結婚できる可能性を上げたい」、二点目が「一人で婚活をされると視野が狭まりがちなので、視野を広げてよりよい婚活をしていただきたい」、三点目が「結婚したあとも不幸になって欲しくない」という思いがあります。

 当社は結婚相談所で、結婚はとても夢のあることだと思っていますが、「結婚=ゴール」ではないと考え、お相手の人生を背負う重いものでもあると捉えています。「オタクグッズを奥さんに捨てられた」「結婚前は自分のイラストを描く趣味に対し奥さんは理解を示していたものの、いざ結婚し旦那さんの描く“萌え絵”を実際に見てショックを受け離婚した」など、結婚したあとにオタク趣味によって夫婦間ギャップが生じ、望まれない結果になってしまうケースを減らすことや、結婚生活を構成する趣味以外のことの重要性を伝え、幸せな生活を送るためのお役に立てればと思います。

 また、誤解されることもあるのでこの機会に申し上げると、決して会員様を事例として呟いているわけではなく、オタク婚活パーティー参加者や、他社さんの事例、またネット婚活等の事例から、オタク婚活をしている男女の価値観の違いを分析したうえで発信しております。

――オタク趣味は性的嗜好と絡むケースも多いですから、相手のその性癖がどうしても自分には受け入れがたいとなってしまうと、生活は難しいでしょうね。

* * *

 引き続き後編では、男女間のギャップの違いや、結婚相談所が人気になる季節、とら婚ならではのユニークな事例など、オタク婚活について野村氏に伺っていく。

 後編では引き続き野村氏に、男女間のギャップの違いや、結婚相談所が人気になる季節、とら婚ならではのユニークな事例など、オタク婚活について伺っていく。
(文/石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/])

■オタクに寄り添う結婚相談サービス『とら婚』
秋葉原オフィス所在地: 東京都千代田区外神田4-7-3 秋葉原虎ビル(旧若松通商ビル)8F
名古屋オフィス所在地: 名古屋市中村区竹橋町5-5 さかえビル 2F
営業時間:【平日】12:00~20:00 【休日】11:00~19:00 ※予約制
電話番号: 080-8760-3054
定休日: 無休
公式サイト: https://toracon.jp/
※詳しくは公式 WEB サイトまたはお電話でお問い合わせください。
『とら婚』店舗から遠隔地に住んでいてもご相談できるように、Skype や Google ハングアウトによる WEB 面談サービスを提供しています。

 ■石徹白未亜 著書
『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。 会話術を磨く前に知っておきたい、ビジネスマンのスーツ術』(CCCメディアハウス)

とら婚炎上Twitter、「中の人」が語る!伝えたい、結婚にかける熱き想い

 2017年2月に事業を開始した婚活事業「とら婚」。事業開始から9ヵ月、成婚カップルは見込みも含め10名を達成している。とら婚Twitter公式アカウントのつぶやきは、時に炎上気味にまとめサイトやネットニュースに掲載されていたりもするが、つぶやきそのものはいたって正論だ。とら婚の企画責任者・野村晶二郎氏に、とら婚9ヵ月の歩みをはじめ、炎上についてもあれこれ聞いてみた。

■他の結婚相談所の「隠れオタク」を探せ!

――現在の「とら婚」の会員数を教えて下さい。

野村晶二郎氏(以下、野村) 会員数は全体で170名で、男女比は男性の方がやや多く、男性が110名ほどです。

 また、とら婚は日本最大級の結婚相談所ネットワークであるIBJ日本結婚相談所連盟に加盟しておりますので、他の結婚相談所に登録されている方のご紹介もできます。ですので、「とら婚の会員さん同士」のカップルも多くいらっしゃいますし、「とら婚の会員さん」と「他の結婚相談所に入っていて、オタク趣味のある方」との成婚事例もあるんですよ。(IBJ日本結婚相談所連盟の登録会員数は2017年10月時点で58,839名)

――「とら婚」に登録すると、IBJ日本結婚相談所連盟に加盟している他の結婚相談所に登録した方からも相手を探すことができるんですね。

野村 はい。IBJ日本結婚相談所連盟では定型のプロフィール記入フォームがあり、私たちのような加盟している結婚相談所の職員は、すべての登録者の方のプロフィールを見ることができます。

――「とら婚の会員さん」と「他の結婚相談所に入っていて、オタク趣味のある方」との成婚事例についてですが、その場合、他の結婚相談所に登録していた相手の方は、趣味欄に「オタク趣味があります」といったことを書いていたのでしょうか?

野村 他の相談所さんですと、残念ながら“オタク趣味を書くとマイナスになる!”と思われているところもまだ多いようです。中にはご本人が書いていても、アドバイザーによって止められ、修正させられるケースもあるようですね。ですので、「書いていなかった」方も含まれています。

――そうなると、他の結婚相談所の会員さんにオタク趣味があるかどうかをどうやって見極めるのでしょうか。

野村 何かしらのメッセージを残していただける方はそれでもいらっしゃいます。「年末は有明に行く」とかですね。

――分からない人には何が何やらでしょうね。分かる人に分かればいい、という潔さを感じます。

野村 ノウハウなので出せないのですが、実は「隠れオタ」のキーワードがいくつもあり、実際聞いてみると、オタクか、もしくはご理解ある方であることが多いですね。何より、とら婚の会員の方に向けアプローチを2回以上されている方がいたら、「この方はそうなのだろうな」と。そういう方のデータベースを独自に作っています。

 

■コミックエッセイ漫画が婚活の敷居を低くした

野村 最近は「オタクの婚活」「オタクの恋愛や結婚生活」をテーマにしたコミックエッセイ漫画が多くありますよね。そういった作品を読まれて、自分もそんな楽しい生活がしたい、と申し込まれる方も増えています。

――とら婚の登録者の年齢層はどのような感じでしょうか。

野村 男性は平均35.6歳、女性は平均すると31.2歳ほどですね。

――会員さんの結婚したい動機は何が多いのでしょうか。

野村 動機として挙げられることが多いのは「子どもが欲しい」ですが、「パートナーが欲しい」という方もいらっしゃいますね。男性で「子どもが欲しい」を挙げる方は女性より多い印象を受けますが、ただ、男性でも女性でも「子どもはどっちでもいい」という方もいらっしゃいます。しかし、周りの方に趣味をカミングアウトしていなかったり、そもそも職場等に異性がいなかったりして、出会いの機会が少ないことが共通しています。

■とら婚公式Twitter、「中の人」、語る

――御社のTwitterはたまに炎上されていますが、どなたが書かれているのでしょうか。

野村 「中の人」は変わることも多いので、「誰」と一概には言えません。Twitterは上限が140文字なので、伝えたいことをできるだけシンプルに呟いていくと、前後のつぶやきを省かれたり、伝えたかったことの一部だけが切り取られて、意図とは違うニュアンスでまとめサイトなどに掲載されてしまうために、きつく見えてしまったり意図をうまく伝えられなかったりするんですよね。

――一番燃えたのはどのつぶやきでしょうか。

野村 

は、ずいぶん賛否両論いただきましたね。

――でも、いたって正論ですよね。

野村 自分でも「これは耳が痛い人もいるかな」と思うときもありますが、それでもつぶやくのは次の3つの思いからです。

 まず一点目が「とら婚の会員の方や、今婚活をしている方の結婚できる可能性を上げたい」、二点目が「一人で婚活をされると視野が狭まりがちなので、視野を広げてよりよい婚活をしていただきたい」、三点目が「結婚したあとも不幸になって欲しくない」という思いがあります。

 当社は結婚相談所で、結婚はとても夢のあることだと思っていますが、「結婚=ゴール」ではないと考え、お相手の人生を背負う重いものでもあると捉えています。「オタクグッズを奥さんに捨てられた」「結婚前は自分のイラストを描く趣味に対し奥さんは理解を示していたものの、いざ結婚し旦那さんの描く“萌え絵”を実際に見てショックを受け離婚した」など、結婚したあとにオタク趣味によって夫婦間ギャップが生じ、望まれない結果になってしまうケースを減らすことや、結婚生活を構成する趣味以外のことの重要性を伝え、幸せな生活を送るためのお役に立てればと思います。

 また、誤解されることもあるのでこの機会に申し上げると、決して会員様を事例として呟いているわけではなく、オタク婚活パーティー参加者や、他社さんの事例、またネット婚活等の事例から、オタク婚活をしている男女の価値観の違いを分析したうえで発信しております。

――オタク趣味は性的嗜好と絡むケースも多いですから、相手のその性癖がどうしても自分には受け入れがたいとなってしまうと、生活は難しいでしょうね。

* * *

 引き続き後編では、男女間のギャップの違いや、結婚相談所が人気になる季節、とら婚ならではのユニークな事例など、オタク婚活について野村氏に伺っていく。

 後編では引き続き野村氏に、男女間のギャップの違いや、結婚相談所が人気になる季節、とら婚ならではのユニークな事例など、オタク婚活について伺っていく。
(文/石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/])

■オタクに寄り添う結婚相談サービス『とら婚』
秋葉原オフィス所在地: 東京都千代田区外神田4-7-3 秋葉原虎ビル(旧若松通商ビル)8F
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 ■石徹白未亜 著書
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中島健人&知念侑李の初共演は必見! 映画『未成年だけどコドモじゃない』鑑賞券プレゼント

 映画『未成年だけどコドモじゃない』が、12月23日に公開となります。本作の主人公は、映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』や『心が叫びたがってるんだ。』で主演を務めたSexy Zone・中島健人。ヒロインは、これまた数々の話題作にひっぱりだこの平祐奈です。さらに、主人公のライバル役をHey!Say!JUMP・知念侑李が務め、キラキラ青春映画にぴったりの若手俳優・女優が勢ぞろい。そんな本作は、一体どんな内容となっているのでしょう。

 折山香琳(平)は、成績もスポーツも優秀で、さらにイケメンというパーフェクトな学園の王子様・鶴木尚(中島)に一目惚れ。そして香琳の16歳の誕生日に、尚との結婚を両親からプレゼントされる。香琳は大喜びするが、一方の尚はまったく心を開いてくれない。そんなある日、秘密にしていた結婚が、幼なじみの海老名五十鈴(知念)にバレてしまう。五十鈴は尚に、香琳との離婚を迫り――!?

 本作には、見ているこちらが思わず恥ずかしくなってしまいそうな“胸キュンシーン”が、ふんだんに詰まっているそう! しかし、見どころはそれだけではありません。尚と五十鈴による男同士のやりとりは、きっとジャニオタの心をわしつかみにするはずです。

 今回は、映画『未成年だけどコドモじゃない』の鑑賞券を3名の方にプレゼント。「王子様役にぴったりのけんてぃーをこの目で見たい!」という方も、「いつもと違うキャラの知念くんに期待」という方も、そしてもちろん原作ファンの方も。皆さん奮ってご応募ください。お待ちしています!

※12月11日〆

ご応募はこちらから
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風俗は稼げるけど、かかる経費も多い! 意外とかかる風俗嬢の「必要経費」

 どの仕事にも、給与を得るために必要な経費がかかります。それは風俗嬢も一緒です。風俗はOLと比べると「短期間で大きな額を稼げる」お仕事ですが、経験してみると、「想像以上に経費がかかる」そうです。

 今回はイメクラ嬢のさくらさん(21歳/仮名)とソープ嬢のりりあさん(23歳/仮名)に、働く上で必要な経費について詳しく聞きました。

ヘルス(イメクラ)勤務のひなのさんの場合
【店が用意してくれるもの】
・ローション、イソジン、グリンス(殺菌消毒洗剤)、コンドーム、ウエットトラスト(仕込みローション)など
・コスチューム
※店が用意してくれるが、雑費が給与から引かれる(たとえば2万円以上の給与だったら、雑費は1000円)
※ひなのさんが勤めているのは「ホテヘル」なので、タオルなどは雑費のうちに入らない

【自分で用意しているもの】 
<毎月かかるもの>
・化粧品類(ボディクリームや仕事用の化粧品) 4000円弱

<不定期でかかるもの>
・仕事用の下着(大体2カ月に1、2着購入)約3000~5000円
・仕事用の私服(お客さんウケが良さそうなものを、気が向いたら購入)約8000円

ソープ勤務のゆりあさんの場合
【店が用意してくれるもの】
・プレイする部屋、イソジン、グリンス、ボディソープ、タオル、マットプレイ用のローションなど
※雑費として給与から5%引かれる

【自分で用意しているもの】
<毎月かかるもの>
・ウエットトラスト 約5000円
・低用量ピル 約2000円
・化粧品類 約2000~3000円

<不定期でかかるもの>
・コンドーム(業務用を2カ月に1回購入)約6000円
・ローション(潤滑剤)約1000円
・仕事用の下着 約5000円
・仕事用のドレス(たまに新調) 約5000~6000円
・スタジオ撮影代 約3万円
※店によっては、スタジオを持っている店があるが、りりあさんが務めている店はないため、店の写真を新しくする際は自己負担でスタジオに行っている

風俗で働くには自分磨き代が必要
 このように見比べると、ソープの経費がかなりかかることがわかります(ソープの場合、店がコンドームなど支給してしまうと、店が性行為を強要していることになるため、ソープ嬢が自前で用意するものが多い)。しかし、ソープとヘルスでは収入自体にもかなり差がありました。ひなのさん(イメクラ)は週4日勤務で1カ月に約60万円前後、りりあさん(ソープ)は週4~5日勤務で約100万円稼いでいるそうです。ですが、経費が安く見えるヘルスも、店から引かれる雑費を加えると毎月1~2万円ほどかかっています。

 また、性病の検査代や婦人科の診察代も基本風俗嬢自身が負担するそう。性病にかかった場合、お金がかかる上に仕事もストップしなくてはならないので、「不注意すぎる嬢を除いて、ほとんどの風俗嬢は性病にはかなり気をつけている」(りりあさん)といいます。

 風俗は容貌がある程度収入に関係していく仕事であるため、「素人時代より美容室に行く回数も増えた」(ひなのさん)そうです。2人は「そんなに行かない」そうですが、美肌をキープするためにエステに行ったり、脱毛サロンに通っている嬢も少なくないといいます。風俗はコンドームやローションなど、プレイで絶対必要な経費+指名につなげるための“自分磨き代”が、それなりにかかるお仕事なのですね。

 りりあさんいわく「自分磨きは意識の差でかかるお金も変わりますが、人気の嬢はそれなりに気を遣っている子が多いイメージ」だそう。たしかに、髪の毛サラサラでお肌もキレイな嬢だったら、それだけで「次も指名したい」と思うお客さんもいそうです。

風俗は稼げるけど、かかる経費も多い! 意外とかかる風俗嬢の「必要経費」

 どの仕事にも、給与を得るために必要な経費がかかります。それは風俗嬢も一緒です。風俗はOLと比べると「短期間で大きな額を稼げる」お仕事ですが、経験してみると、「想像以上に経費がかかる」そうです。

 今回はイメクラ嬢のさくらさん(21歳/仮名)とソープ嬢のりりあさん(23歳/仮名)に、働く上で必要な経費について詳しく聞きました。

ヘルス(イメクラ)勤務のひなのさんの場合
【店が用意してくれるもの】
・ローション、イソジン、グリンス(殺菌消毒洗剤)、コンドーム、ウエットトラスト(仕込みローション)など
・コスチューム
※店が用意してくれるが、雑費が給与から引かれる(たとえば2万円以上の給与だったら、雑費は1000円)
※ひなのさんが勤めているのは「ホテヘル」なので、タオルなどは雑費のうちに入らない

【自分で用意しているもの】 
<毎月かかるもの>
・化粧品類(ボディクリームや仕事用の化粧品) 4000円弱

<不定期でかかるもの>
・仕事用の下着(大体2カ月に1、2着購入)約3000~5000円
・仕事用の私服(お客さんウケが良さそうなものを、気が向いたら購入)約8000円

ソープ勤務のゆりあさんの場合
【店が用意してくれるもの】
・プレイする部屋、イソジン、グリンス、ボディソープ、タオル、マットプレイ用のローションなど
※雑費として給与から5%引かれる

【自分で用意しているもの】
<毎月かかるもの>
・ウエットトラスト 約5000円
・低用量ピル 約2000円
・化粧品類 約2000~3000円

<不定期でかかるもの>
・コンドーム(業務用を2カ月に1回購入)約6000円
・ローション(潤滑剤)約1000円
・仕事用の下着 約5000円
・仕事用のドレス(たまに新調) 約5000~6000円
・スタジオ撮影代 約3万円
※店によっては、スタジオを持っている店があるが、りりあさんが務めている店はないため、店の写真を新しくする際は自己負担でスタジオに行っている

風俗で働くには自分磨き代が必要
 このように見比べると、ソープの経費がかなりかかることがわかります(ソープの場合、店がコンドームなど支給してしまうと、店が性行為を強要していることになるため、ソープ嬢が自前で用意するものが多い)。しかし、ソープとヘルスでは収入自体にもかなり差がありました。ひなのさん(イメクラ)は週4日勤務で1カ月に約60万円前後、りりあさん(ソープ)は週4~5日勤務で約100万円稼いでいるそうです。ですが、経費が安く見えるヘルスも、店から引かれる雑費を加えると毎月1~2万円ほどかかっています。

 また、性病の検査代や婦人科の診察代も基本風俗嬢自身が負担するそう。性病にかかった場合、お金がかかる上に仕事もストップしなくてはならないので、「不注意すぎる嬢を除いて、ほとんどの風俗嬢は性病にはかなり気をつけている」(りりあさん)といいます。

 風俗は容貌がある程度収入に関係していく仕事であるため、「素人時代より美容室に行く回数も増えた」(ひなのさん)そうです。2人は「そんなに行かない」そうですが、美肌をキープするためにエステに行ったり、脱毛サロンに通っている嬢も少なくないといいます。風俗はコンドームやローションなど、プレイで絶対必要な経費+指名につなげるための“自分磨き代”が、それなりにかかるお仕事なのですね。

 りりあさんいわく「自分磨きは意識の差でかかるお金も変わりますが、人気の嬢はそれなりに気を遣っている子が多いイメージ」だそう。たしかに、髪の毛サラサラでお肌もキレイな嬢だったら、それだけで「次も指名したい」と思うお客さんもいそうです。

『行列のできる法律相談所』で、Sexy Zone中島健人の願いが叶う!? 12月3日(日)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

11:25~11:55 『男子ごはん』(テレビ東京) 国分太一
19:00~19:58 『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)

●KinKi Kids

13:30~14:00 『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)

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秋篠宮家の長男・悠仁さま、母・紀子さまの「東大進学」悲願報道が出た理由

 その愛くるしいお姿で、日本国民の心をつかんで離さない秋篠宮家の長男・悠仁さま。「ゆうゆう」という愛称で呼ばれるなど、ご家族からの大きな愛情を一身に浴びて育っていると思われる。そんな悠仁さまは、気づけばもう11歳。最近では、中学進学の話題が取り沙汰され、「超難関の筑波大附属中学校に進学するのではないか?」といった報道も飛び出した。そこで今回は、皇室ウォッチャーX氏に、悠仁さまの素顔や学業面での評判などを聞いた。

――皇室ウォッチャーの間で、悠仁さまはどのような存在として受け止められているのでしょうか?

皇室ウォッチャーX氏(以下、X) 現在、皇位継承順位3位ということもあり、かなり注目度は高いです。皇位継承順位1位と2位の皇太子さまと秋篠宮さまは同じ世代なので、そのお2人が退位されたり薨去されたりすると、いずれは悠仁さまが天皇になる次世代の皇室が始まります。否応にも悠仁さまは、“将来の皇室を担う親王殿下”として注目されるのです。

 ただ、今はまだお茶の水女子大学付属小学校の5年生ということで、公務はありませんし、メディアにお姿を見せられる機会も少ないです。再来年に天皇陛下が退位され、皇位継承順位が2位となったとき、悠仁さまは中学生。だんだんとメディアに露出されたり、それこそ“お妃候補”に関する週刊誌記事が出てくるかもしれませんね。

――確かに、まだ小学生なので、悠仁さまのお人柄などは、あまり世間に知れ渡っていないかもしれません。悠仁さまはどのような少年なのでしょうか?

X 自然と親しまれるのがお好きなようです。これは有名な話ですが、悠仁さまは昆虫が大好きで、日頃から昆虫採集に積極的に取り組まれています。自然豊かな場所に遊びに行かれると、虫網で昆虫を捕まえて、コレクションしていると聞いたことがあります。また、お住まいの秋篠宮邸の庭で田んぼづくりを始められて、水路の手入れなどをしているそうです。田んぼにはメダカやヤゴを放し、側に小さな池を作って生息しやすい環境づくりを実践されているとのこと。これは天皇陛下がやられている“稲作”に通じるものなので、“帝王教育”の一環なのかもしれませんね。さらには、昔のものにもご興味があり、カセットテープや昔の日本家屋について、ご両親によくお聞きになっていそうですよ。

――ご家族からとても可愛がられている印象があるのですが、いかがでしょう?

X そうですね。お父さまの秋篠宮さまは、ご自身が若い頃に日本各地を訪れていろいろな文化に触れてきたことがプラスになっていることから、悠仁さまを積極的に各地に連れていかれています。今年8月には夏休みを利用して、ご両親と3人で滋賀県の筆づくりを体験されたり、7月にはお母さまである紀子さまとお2人で小笠原諸島を訪問されました。その際には、小笠原諸島戦没者の追悼碑に黙とうを捧げられるなど、皇族として素晴らしい行為をされていると思いましたね。

 眞子さまと佳子さまのお姉さま方とも仲のいい悠仁さまですが、特に佳子さまによく遊んでもらっているそうです。現在、佳子さまはイギリスのリーズ大学に留学中ですから、悠仁さまは少し寂しい思いをされているかもしれません。

――最近、悠仁さまが、筑波大附属中学校を進学するのではないか……という報道が出ました。かなり偏差値の高い学校ですが、悠仁さまの学業面での評判はどうでしょう?

X 学業の成績に関しては聞いたことがありません。しかし、筑波大付属を受験するという話が出た理由は、悠仁さまの通うお茶の水大学附属小学校が、来年度から提携校進学の制度を作ったからなんです。お茶の水小と筑波小の卒業生の中の少数が、中学から入れ替わって入学するというもので、「悠仁さまのための制度なのでは?」と保護者の間でウワサされているとか。

 筑波大付属の高校は、毎年のように何十人も東大合格者を輩出しています。紀子さまが悠仁さまを東大に入学させることを悲願としているという報道があったのも、それがきっかけでしょう。しかし本当に提携校制度を悠仁さまが利用するかはわからないですし、お茶の水小は中学まではエスカレーター式で進学できるので、高校から学校を変えるかもしれませんし、まだ不透明な部分が多いと思います。実際は、まだ進学先を吟味されている途中といったところなのでは。

――これから思春期の時期に入る悠仁さまに期待することはありますか?

X だんだんと大人に近づいてきている悠仁さまですが、小学生です。メディアに露出されるときの写真や映像では、撮影カメラの方にお顔を向けたりはあまりないものの、中学生、高校生になられたときには、現在の愛子さまのようにしっかりとご対応されると思います。未来の天皇陛下として、自分がどうあるべきなのかを行動で示していただければ国民も自然と支持していくのではないでしょうか。あとは学業面も期待したいところですが、思春期に入ることで、恋愛なども経験されることがあると思います。将来はご結婚されるでしょうから、お若い頃から、そういった青春を謳歌してほしいですね。