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泰葉は、なぜ坂口杏里を救済しようとしたのか? “誰かを助けること”に依存する人

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の芸能人>
「(麻央さんに)心から感謝します」泰葉
(泰葉オフィシャルブログ、4月27日)

 海老名家ってちょっと自意識過剰すぎないか。そう、かねがね思ってきた。ご存じない方のために説明すると、海老名家とは落語家の初代・林屋三平とその妻子を指す。三平は“爆笑王”と呼ばれた名人だが、こういう褒め言葉は、他人にいわせるのが常である。しかし、海老名家では「お父さんが爆笑王だから」と自分たちで臆面もなく言うところがある。

 中でも、父親の傾倒が激しいのは、三平の次女で、歌手の泰葉である。AV女優・ANRIこと坂口杏里が、ホストへの恐喝未遂で逮捕された際、当初はブログで「最低、最悪です」と罵ったものの、突如として、元夫である春風亭小朝の虐待と共に“坂口杏里救済計画”をぶち上げる。なぜ罵っていた坂口を助ける気になったかというと、坂口の母、女優・坂口良子が春風亭小朝出演の新宿コマ劇場公演でヒロインを演じていたため、面識があったかららしい。泰葉は「私はもっとひどい女を救済し、幸せにした実績があります」と自信満々である。

 支離滅裂とも言える発言が注目され、泰葉のブログのPVは急上昇。4月26日の時点で、アメブロランキング2位になる。1位が小林麻央であることから、泰葉は麻央について言及。伝統文化の家に嫁いだ麻央について、「麻央さんのご努力は並大抵のものではありません。心から感謝します」とつづった。サラリーマン家庭から梨園きっての名門・成田屋に嫁いだ麻央が、苦労したことは一般人でも想像に難くないが、問題はその後である。苦労を乗り越え、今、病と闘う麻央を、「尊敬する」でも「応援する」でもなく、「感謝する」ことに私は違和感があるのだ。

 というのは、大人同士の関係に限っていうと、“感謝”とは“上の者から下の者に”するものだと思うからだ。例えば、オレオレ詐欺を寸前で食い止めた銀行員に、警察が“感謝状”を贈ることがある。部外者の協力で、犯罪を未然に防いだことを称えて贈呈するわけだが、なぜ称えるかというと、警察は捜査において、一般人より立場が“上”だからである。つまり「感謝している」ということは、“一人前とはみなしていない人を労う、一種の上から目線”と捉えることもできるので、慎重に使うべき言葉と言えるだろう。梨園関係者でも肉親でもない泰葉が、麻央に「感謝する」必要はないのである。

 感謝といえば、女優・藤原紀香も“感謝”という言葉が大好きである。紀香は「婦人公論」(中央公論社)で、歌舞伎のしきたりや日本の歳時を学ぶきっかけを得たことに「感謝する」一方で、夫である歌舞伎俳優・片岡愛之助について「彼は人間的に素晴らしい」「弱者にとても優しい」と語っている。“弱者”という言葉を平気で使ってしまうあたり、やはり感謝感謝言う人は、「他人を下に見ている」傾向があると言えるのではないだろうか。

 泰葉に話を戻そう。泰葉は坂口救済計画をぶち上げたものの、坂口が事務所に所属していないからという理由で、計画を中止する。事務所に所属していなくても、救済に差し障りはないと思うが、批判を恐れたのだろうか。泰葉は中止を宣言するブログで、実は坂口と養子縁組をする気でいたとも明かし、悔しさを滲ませていた。

 そもそも、養子縁組をしなくても救済はできるはずだが、養子縁組をする場合、気になるのは、泰葉の経済状況である。3万円を恐喝するくらいだから、坂口が金銭的にひっ迫していたことは疑う余地がない。また、撮影済みとされるAVが、今回の恐喝事件でお蔵入りとなれば、違約金が発生する可能性もある。それらの費用や生活費、貯まっているかもしれないホストのつけを、泰葉は“親として”全額負担できるならいいが、そうでないのに養子縁組をするとしたら、坂口は泰葉の将来の介護要員になるだけで、メリットがなさすぎる。

 養子といえば、泰葉はネパール人男性を“息子”と呼び、「息子といる時間がとても大切」とも綴っている。若い男性と仲良くすることに問題はないが、友達や恋人ではなく、“息子”と呼ぶあたり、泰葉の孤独を感じずにいられない。いろいろ理由をつけているものの、泰葉はヒマで寂しいのではないだろうか。だとしたら、泰葉が坂口救済に手を上げた理由も納得がいく。「人を下に見る」クセがあり、寂しさを抱える人間にとって、手のかかる人間のお世話ほど、優越感をくすぐられる行為はないからである。手のかかる人間が再起を果たして、旅立たれると、また自分が寂しくなる。逃げられないようにするには、その人と“家族”になるのが一番なのである。“助ける”という名の依存。泰葉の抱える闇は深い。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、最新刊は『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの

泰葉は、なぜ坂口杏里を救済しようとしたのか? “誰かを助けること”に依存する人

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の芸能人>
「(麻央さんに)心から感謝します」泰葉
(泰葉オフィシャルブログ、4月27日)

 海老名家ってちょっと自意識過剰すぎないか。そう、かねがね思ってきた。ご存じない方のために説明すると、海老名家とは落語家の初代・林屋三平とその妻子を指す。三平は“爆笑王”と呼ばれた名人だが、こういう褒め言葉は、他人にいわせるのが常である。しかし、海老名家では「お父さんが爆笑王だから」と自分たちで臆面もなく言うところがある。

 中でも、父親の傾倒が激しいのは、三平の次女で、歌手の泰葉である。AV女優・ANRIこと坂口杏里が、ホストへの恐喝未遂で逮捕された際、当初はブログで「最低、最悪です」と罵ったものの、突如として、元夫である春風亭小朝の虐待と共に“坂口杏里救済計画”をぶち上げる。なぜ罵っていた坂口を助ける気になったかというと、坂口の母、女優・坂口良子が春風亭小朝出演の新宿コマ劇場公演でヒロインを演じていたため、面識があったかららしい。泰葉は「私はもっとひどい女を救済し、幸せにした実績があります」と自信満々である。

 支離滅裂とも言える発言が注目され、泰葉のブログのPVは急上昇。4月26日の時点で、アメブロランキング2位になる。1位が小林麻央であることから、泰葉は麻央について言及。伝統文化の家に嫁いだ麻央について、「麻央さんのご努力は並大抵のものではありません。心から感謝します」とつづった。サラリーマン家庭から梨園きっての名門・成田屋に嫁いだ麻央が、苦労したことは一般人でも想像に難くないが、問題はその後である。苦労を乗り越え、今、病と闘う麻央を、「尊敬する」でも「応援する」でもなく、「感謝する」ことに私は違和感があるのだ。

 というのは、大人同士の関係に限っていうと、“感謝”とは“上の者から下の者に”するものだと思うからだ。例えば、オレオレ詐欺を寸前で食い止めた銀行員に、警察が“感謝状”を贈ることがある。部外者の協力で、犯罪を未然に防いだことを称えて贈呈するわけだが、なぜ称えるかというと、警察は捜査において、一般人より立場が“上”だからである。つまり「感謝している」ということは、“一人前とはみなしていない人を労う、一種の上から目線”と捉えることもできるので、慎重に使うべき言葉と言えるだろう。梨園関係者でも肉親でもない泰葉が、麻央に「感謝する」必要はないのである。

 感謝といえば、女優・藤原紀香も“感謝”という言葉が大好きである。紀香は「婦人公論」(中央公論社)で、歌舞伎のしきたりや日本の歳時を学ぶきっかけを得たことに「感謝する」一方で、夫である歌舞伎俳優・片岡愛之助について「彼は人間的に素晴らしい」「弱者にとても優しい」と語っている。“弱者”という言葉を平気で使ってしまうあたり、やはり感謝感謝言う人は、「他人を下に見ている」傾向があると言えるのではないだろうか。

 泰葉に話を戻そう。泰葉は坂口救済計画をぶち上げたものの、坂口が事務所に所属していないからという理由で、計画を中止する。事務所に所属していなくても、救済に差し障りはないと思うが、批判を恐れたのだろうか。泰葉は中止を宣言するブログで、実は坂口と養子縁組をする気でいたとも明かし、悔しさを滲ませていた。

 そもそも、養子縁組をしなくても救済はできるはずだが、養子縁組をする場合、気になるのは、泰葉の経済状況である。3万円を恐喝するくらいだから、坂口が金銭的にひっ迫していたことは疑う余地がない。また、撮影済みとされるAVが、今回の恐喝事件でお蔵入りとなれば、違約金が発生する可能性もある。それらの費用や生活費、貯まっているかもしれないホストのつけを、泰葉は“親として”全額負担できるならいいが、そうでないのに養子縁組をするとしたら、坂口は泰葉の将来の介護要員になるだけで、メリットがなさすぎる。

 養子といえば、泰葉はネパール人男性を“息子”と呼び、「息子といる時間がとても大切」とも綴っている。若い男性と仲良くすることに問題はないが、友達や恋人ではなく、“息子”と呼ぶあたり、泰葉の孤独を感じずにいられない。いろいろ理由をつけているものの、泰葉はヒマで寂しいのではないだろうか。だとしたら、泰葉が坂口救済に手を上げた理由も納得がいく。「人を下に見る」クセがあり、寂しさを抱える人間にとって、手のかかる人間のお世話ほど、優越感をくすぐられる行為はないからである。手のかかる人間が再起を果たして、旅立たれると、また自分が寂しくなる。逃げられないようにするには、その人と“家族”になるのが一番なのである。“助ける”という名の依存。泰葉の抱える闇は深い。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、最新刊は『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
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関ジャニ∞の村上・安田・大倉司会『Theモーツァルト音楽王No.1決定戦』が放送!! 5月5日(金)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
20:54~22:48 『たけしのニッポンのミカタ!SP』(テレビ東京系)国分太一

●V6

9:50~11:25 『ノンストップ!』(フジテレビ系) 坂本昌行※「One Dish」コーナー

※『あさイチ』(NHK総合、井ノ原快彦)、『晴れ、ときどきファーム!』(NHK BSプレミアム、長野博)は放送休止。

●NEWS

8:00~ 9:55 『白熱ライブ ビビット』(TBS系) 加藤シゲアキ
15:50~16:53 『news every.』(日本テレビ系) 小山慶一郎 ※不定期出演
23:30~23:58 『ネタパレ』(フジテレビ系) 増田貴久
24:50~25:20 『NEWSな2人』(TBS系) 小山慶一郎・加藤シゲアキ

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紗倉まな、デートのお会計問題に疑問「奢ってもらう面倒臭さと、奢ってほしい願望の傲慢さ」

女であれば、デートは奢ってもらうものなのでしょうか。私は立ち回りで言えば「男」になりたいタイプです。デートの必要経費、ご飯代、テーマパーク代、ガソリン代、ホテル代……などのすべてを支払うとまではさすがにいかないけれど、その人と一緒にいる時間が楽しかったら、その対価として自分も支払う義務は絶対にあると思っていて、割り勘ないし自分のほうが多く支払う結果になったとしても、まったく抵抗はありません。

 私が好きになる人の大半がそんなに金銭的に余裕のある人ではなかったこともあって、デートの発案者が私だったら、せめてもの気遣いとして、相手の負担にならない程度のデートコースをこっそりと決めてきたし、想定よりも敷居の高いレストランやホテルに入ってしまった時は、トイレに行く素振りをして私が支払ったこともありました。だって、その人とデートをすることを選んだのは、自分の意志ですからね。

 自分からデートに誘ってきたくせに「俺、お金持ち合わせていないんだよね……」なんていう“財布と相談できない男性”とは、運よく、出会ったことがなし。そういう大人の殻をかぶった子供のような、ずるいのかあざといのかよくわからない人を好きになってしまったら、多少は首を傾げながらも年季の入った財布を開けるのかもしれませんが……。まぁ、きっと今後もないでしょうし、出会わないことを願うしかないなぁ。

 どれだけ札束を投げて美しい景色を見せられても、存分にトリュフが散りばめられた食事を目の前に置かれたとしても、その人と向き合って心が弾まなければやっぱり意味なんてないのです。それならば、ひとりで好きな動画を観たり、気になってた本でも読んだりしながら、好きな料理をのんびり食べるほうが圧倒的に気楽かつ至福なわけで(ただの孤独かよ)。自分の気分ですら、ろくにコントロールできないこんな私のことを好いてくれて、わざわざ時間を割いてくれる人なら、経済面など気にも留めず純粋に好きになってしまうし、そんでもって楽しく過ごした時間の先に、「あぁこの人めっちゃ好き」「あわよくばキスしてみたいわー」とよこしまな考えに駆られるほど魅力的な相手だと気付くことができれば、それはもう、最高にハッピーな夜になるわけであります。

 「男なら奢ってほしい」という女性の願望は、男性へ向けられるひとつの甘えであり、“それが紳士的な行為”という理想像(偏見とも言える)でしかないような気がするのですが、さていかがでしょうか。「奢ることもできないなんてだめな男だよね~」と嘆く女性をよく見かけるけど、それならば「女ならこうであってほしい」と男性側に理想を求められた時、それをあなたは叶えてあげたいと思うのか、と疑問を投げかけてみたくなるのです。

 「僕とご飯に行くなら、清楚なワンピースを着て、僕好みの薄化粧で、お箸の持ち方もテーブルマナーもちゃんと綺麗にお願いね」と期待されていたら、すごく窮屈じゃないですか? 私は男受けなんて狙わない自分の好きな格好で、なんなら靴擦れしないスニーカーを履いてルンルンスキップ気分で待ち合わせ場所に行きたいし、男性が抱く「テンプレ的な女子の理想像」なんて大変窮屈だから全部好きにさせてもらいたいし、そう出来れば相手がどんな状態でも「どうぞお好きに」ってなれますし。お互い好きなように振る舞って、自分が食べたものだけ支払って、それって平等で、最高に気楽。

 「“男なら”奢ってほしい」という無言の要求を受け入れてほしいなら、せめて自分も、お金が発生するほど価値のある時間を相手に提供してあげなくてはってプレッシャーに思いませんか? そんな風に肩を凝らせるのなんて、面倒くさいお話です。

 そもそも、奢ってほしい=自分のお金を払いたくない程度の男となら……ご飯なんて、行かなくてよくね?(白目)

◎紗倉まなスタイルブック『MANA』発売中☆

■紗倉まなスタイルブック『MANA』(サイゾー)の詳細☆
『AV女優・紗倉まなのサイン会開催決定! 彼女はなぜ女性人気が高くて、どうしてそんなに頑張れるのか』

■『MANA』特別企画・ケンドーコバヤシ対談
『ケンドーコバヤシ×紗倉まな・気持ち悪さの共鳴対談!「まなちゃんが男に生まれてたら、高円寺あたりに住む売れないバンドマン」』 

■『MANA』特別企画・吉田豪インタビュー
『吉田豪が紗倉まなの本質に迫る2万字インタビュー。あぶり出される“愛想笑いの深い闇”』

紗倉まな、デートのお会計問題に疑問「奢ってもらう面倒臭さと、奢ってほしい願望の傲慢さ」

女であれば、デートは奢ってもらうものなのでしょうか。私は立ち回りで言えば「男」になりたいタイプです。デートの必要経費、ご飯代、テーマパーク代、ガソリン代、ホテル代……などのすべてを支払うとまではさすがにいかないけれど、その人と一緒にいる時間が楽しかったら、その対価として自分も支払う義務は絶対にあると思っていて、割り勘ないし自分のほうが多く支払う結果になったとしても、まったく抵抗はありません。

 私が好きになる人の大半がそんなに金銭的に余裕のある人ではなかったこともあって、デートの発案者が私だったら、せめてもの気遣いとして、相手の負担にならない程度のデートコースをこっそりと決めてきたし、想定よりも敷居の高いレストランやホテルに入ってしまった時は、トイレに行く素振りをして私が支払ったこともありました。だって、その人とデートをすることを選んだのは、自分の意志ですからね。

 自分からデートに誘ってきたくせに「俺、お金持ち合わせていないんだよね……」なんていう“財布と相談できない男性”とは、運よく、出会ったことがなし。そういう大人の殻をかぶった子供のような、ずるいのかあざといのかよくわからない人を好きになってしまったら、多少は首を傾げながらも年季の入った財布を開けるのかもしれませんが……。まぁ、きっと今後もないでしょうし、出会わないことを願うしかないなぁ。

 どれだけ札束を投げて美しい景色を見せられても、存分にトリュフが散りばめられた食事を目の前に置かれたとしても、その人と向き合って心が弾まなければやっぱり意味なんてないのです。それならば、ひとりで好きな動画を観たり、気になってた本でも読んだりしながら、好きな料理をのんびり食べるほうが圧倒的に気楽かつ至福なわけで(ただの孤独かよ)。自分の気分ですら、ろくにコントロールできないこんな私のことを好いてくれて、わざわざ時間を割いてくれる人なら、経済面など気にも留めず純粋に好きになってしまうし、そんでもって楽しく過ごした時間の先に、「あぁこの人めっちゃ好き」「あわよくばキスしてみたいわー」とよこしまな考えに駆られるほど魅力的な相手だと気付くことができれば、それはもう、最高にハッピーな夜になるわけであります。

 「男なら奢ってほしい」という女性の願望は、男性へ向けられるひとつの甘えであり、“それが紳士的な行為”という理想像(偏見とも言える)でしかないような気がするのですが、さていかがでしょうか。「奢ることもできないなんてだめな男だよね~」と嘆く女性をよく見かけるけど、それならば「女ならこうであってほしい」と男性側に理想を求められた時、それをあなたは叶えてあげたいと思うのか、と疑問を投げかけてみたくなるのです。

 「僕とご飯に行くなら、清楚なワンピースを着て、僕好みの薄化粧で、お箸の持ち方もテーブルマナーもちゃんと綺麗にお願いね」と期待されていたら、すごく窮屈じゃないですか? 私は男受けなんて狙わない自分の好きな格好で、なんなら靴擦れしないスニーカーを履いてルンルンスキップ気分で待ち合わせ場所に行きたいし、男性が抱く「テンプレ的な女子の理想像」なんて大変窮屈だから全部好きにさせてもらいたいし、そう出来れば相手がどんな状態でも「どうぞお好きに」ってなれますし。お互い好きなように振る舞って、自分が食べたものだけ支払って、それって平等で、最高に気楽。

 「“男なら”奢ってほしい」という無言の要求を受け入れてほしいなら、せめて自分も、お金が発生するほど価値のある時間を相手に提供してあげなくてはってプレッシャーに思いませんか? そんな風に肩を凝らせるのなんて、面倒くさいお話です。

 そもそも、奢ってほしい=自分のお金を払いたくない程度の男となら……ご飯なんて、行かなくてよくね?(白目)

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『AV女優・紗倉まなのサイン会開催決定! 彼女はなぜ女性人気が高くて、どうしてそんなに頑張れるのか』

■『MANA』特別企画・ケンドーコバヤシ対談
『ケンドーコバヤシ×紗倉まな・気持ち悪さの共鳴対談!「まなちゃんが男に生まれてたら、高円寺あたりに住む売れないバンドマン」』 

■『MANA』特別企画・吉田豪インタビュー
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“大麻女優”高樹沙耶、支離滅裂すぎる弁明――彼女が判決後に会見を開いた意味とは?

 沖縄・石垣島の自宅に大麻を隠し持っていたとして、大麻取締法違反(所持)で逮捕され、一貫して「所持」を否定し続けてきた元女優・高樹沙耶(本名・益戸育江)に、那覇地裁は懲役1年執行猶予3年の判決を言い渡した。

 地裁前から車に乗り込んだ高樹だったが、近くの公園に車を止めて記者会見を行い、「このたびの事件に関しまして、私は逮捕されたことをありがたく思っております」と涙ぐんだ。いったい何に感謝をしているのか、疑問を抱いた人も多いのではないだろうか。

 高樹が、「医療大麻解禁」を掲げて新党改革から立候補した昨年の夏のこと。「私は大麻草の法改正を皆様にお伝えしてから、大麻女優とかいろいろ言われまして、非常に困難な道をこの5~6年の間歩んでまいりました」と振り返ったが、言い出したのは高樹自身。さらに、「世界で医療大麻が合法化されているということで、ぜひわが国でも病に苦しむ人たちのために使えないかと頑張ってみましたが、結果は皆様もご存じの通りでした」「皆様に理解していただきたいのは、決してふざけた気持ちで大麻草に向き合ってきたわけではなく、本当に医療で困っている方のために使うことができたら、という思いで頑張ってまいりました。それだけは信じていただきたいと思います」などと、悔しさをにじませながら弁明していたものの、犯罪は犯罪。違法大麻に手を出した反省の言葉は最後まで聞かれなかった。

 高樹は、「更年期障害とか、親知らずの抜歯の後の痛みとか、そういうもので……それを使用するということをいたしました」と使用を認めてはいるが、法律では、大麻の吸引自体は罪にならない。所持、栽培が犯罪なのだ。

 「信頼を取り戻すために毎日精進してまいりたいと思います。どうもお騒がせしましたことを、ここでお詫びをしたいと思います」と頭を下げていた高樹。「医療用大麻」を促進する姿勢があるなら、控訴して戦う信念が必要だったのではないか。心のどこかに「芸能界に復帰したい」「石垣島の近燐住民に弁明したい」という思いからの記者会見にしか見えなかった。そして、高樹が再び、大麻に手を出しそうな予感がするのは、私だけだろうか。

石川敏男(いしかわ・としお)
昭和21年11月10日生まれ。東京都出身。『ザ・ワイド』(日本テレビ系)の芸能デスク兼芸能リポーターとして活躍、現在は読売テレビ『す・またん』に出演中。 松竹宣伝部、『女性セブン』(小学館)『週刊女性』(主婦と生活社)の芸能記者から芸能レポーターへと転身。

“大麻女優”高樹沙耶、支離滅裂すぎる弁明――彼女が判決後に会見を開いた意味とは?

 沖縄・石垣島の自宅に大麻を隠し持っていたとして、大麻取締法違反(所持)で逮捕され、一貫して「所持」を否定し続けてきた元女優・高樹沙耶(本名・益戸育江)に、那覇地裁は懲役1年執行猶予3年の判決を言い渡した。

 地裁前から車に乗り込んだ高樹だったが、近くの公園に車を止めて記者会見を行い、「このたびの事件に関しまして、私は逮捕されたことをありがたく思っております」と涙ぐんだ。いったい何に感謝をしているのか、疑問を抱いた人も多いのではないだろうか。

 高樹が、「医療大麻解禁」を掲げて新党改革から立候補した昨年の夏のこと。「私は大麻草の法改正を皆様にお伝えしてから、大麻女優とかいろいろ言われまして、非常に困難な道をこの5~6年の間歩んでまいりました」と振り返ったが、言い出したのは高樹自身。さらに、「世界で医療大麻が合法化されているということで、ぜひわが国でも病に苦しむ人たちのために使えないかと頑張ってみましたが、結果は皆様もご存じの通りでした」「皆様に理解していただきたいのは、決してふざけた気持ちで大麻草に向き合ってきたわけではなく、本当に医療で困っている方のために使うことができたら、という思いで頑張ってまいりました。それだけは信じていただきたいと思います」などと、悔しさをにじませながら弁明していたものの、犯罪は犯罪。違法大麻に手を出した反省の言葉は最後まで聞かれなかった。

 高樹は、「更年期障害とか、親知らずの抜歯の後の痛みとか、そういうもので……それを使用するということをいたしました」と使用を認めてはいるが、法律では、大麻の吸引自体は罪にならない。所持、栽培が犯罪なのだ。

 「信頼を取り戻すために毎日精進してまいりたいと思います。どうもお騒がせしましたことを、ここでお詫びをしたいと思います」と頭を下げていた高樹。「医療用大麻」を促進する姿勢があるなら、控訴して戦う信念が必要だったのではないか。心のどこかに「芸能界に復帰したい」「石垣島の近燐住民に弁明したい」という思いからの記者会見にしか見えなかった。そして、高樹が再び、大麻に手を出しそうな予感がするのは、私だけだろうか。

石川敏男(いしかわ・としお)
昭和21年11月10日生まれ。東京都出身。『ザ・ワイド』(日本テレビ系)の芸能デスク兼芸能リポーターとして活躍、現在は読売テレビ『す・またん』に出演中。 松竹宣伝部、『女性セブン』(小学館)『週刊女性』(主婦と生活社)の芸能記者から芸能レポーターへと転身。

キム・ギドクが福島原発事故を描いた超問題作!『STOP』の日本での劇場公開がついに実現へ

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原発事故によって福島から東京へと避難する若い夫婦。様々な情報が錯綜し、出産をめぐって疑心暗鬼に陥る。
 日本での公開は難しいと思われていた韓国の鬼才キム・ギドク監督の『STOP』が、5月13日(土)より劇場公開されることになった。『STOP』はキム・ギドク監督が脚本&プロデュースに加え、撮影・照明・録音も兼任し、2015年に日本でロケ撮影を行なったインディーズ作品。原発事故によって福島から東京へと避難してきた若い日本人夫婦が出産をめぐって葛藤するサスペンスドラマだ。カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界三大映画祭での受賞歴があるキム・ギドク監督の作品は、性器切断などハードな描写が多いことでも知られているが、本作でも妊婦の出産シーンは思わず目を覆いたくなる。来日したキム・ギドク監督に日本ロケを敢行した本作の製作内情について尋ねた。 ──キム・ギドク作品は“痛み”を感じさせる作品ばかりですが、今回の『STOP』はこれまで以上に大きな痛みを感じさせます。 キム・ギドク 私たちはみんな、福島で起きた原発事故についてよく知っていますし、日本には被害者の方が大勢います。被災地の方たちと同じように大きな痛みを感じる人は多いと思います。それにこの作品は痛みだけでなく、恐怖も描いています。それもあって、そのように感じたのではないでしょうか。私はこれまで20本以上の映画を撮ってきましたが、私の良心に誓って、誰かを傷つけたり、苦しみを与えようと思って映画を撮ったことはありません。傷を負っている人がいれば、その傷を癒してあげたいという気持ちでこれまで映画を撮ってきました。今回の『STOP』は同じような原発事故が再び起きることを防ぎたい、新しい傷を負わずに済むようにしたいという想いから撮ったものです。 ──2011年の東日本大震災のニュースを、キム・ギドク監督はどのような想いで接したのでしょうか? キム・ギドク 津波が町を呑み込んでいく様子がニュース映像としてテレビから流れ、その映像は今も強く脳裏に焼き付いています。それから福島第一原発が続けて爆発する映像も流れ、本当に恐ろしくなりました。でも、これですべてだろうか、原発事故は1回だけで済むのだろうかと、他の人たちと同じような気持ちでニュースを見て、ショックを受けました。また、人間は本当に弱い存在だと感じました。大自然の前では、人間はとてもちっぽけな存在だと。人間が考え出した原発という大きな装置も大自然の前では簡単に壊れてしまい、またそれによってさらに大きな災害を招くことを改めて知ったわけです。ショックと恐怖を同時に感じながら、自分はひとりの人間として何ができるだろうかと考えました。同じような災害が再び起きることを防ぐような映画をつくりたい、地震を防ぐことはできなくても人間が生み出した原発による事故は防ぐことはできるはずだと。それが映画監督である自分の役目ではないかと思ったんです。
stop_kim_01
キム・ギドク監督自身が自主配給することで、問題作『STOP』の日本での劇場公開が決まった。
■自分ひとりで責任を負うという覚悟 ──脚本とプロデューサーだけでなく、撮影・録音・照明も自分ひとりでやることは早くから決めたんでしょうか? キム・ギドク 最初はシナリオを書きながら、日本の整った製作条件の中で撮れればいいなと思いましたし、きっと日本で震災を題材にした映画がいろいろ製作されるに違いないとも思いました。でも、なかなかそういった作品は日本からは現われませんでした。もちろん園子温監督の『希望の国』(12)のような作品もありますが、原発問題に率直に向き合い、問題の解決の糸口を提示するような作品は少ないように私には思えました。日本の映画監督たちがとても慎重になっている状況を見て、日本の製作条件で自分が思ったような映画を撮ることは難しそうだと分かり、それだったら自分ひとりで責任を負う形で撮ろう、スタッフなしで映画を撮ろうと決心したんです。 ──原発事故によって日本中が心理的パニックに陥った状況が低予算作品ながらリアルに再現されていますが、謎めいた政府のエージェントが福島から避難してきた若い夫婦に中絶を強要し、警戒区域内で捕まえた動物を精肉にして東京に卸す個人業者が現われたりとフィクションも交えた作品となっています。現実とフィクションの兼ね合いはどのように図ったのでしょうか。 キム・ギドク 確かに政府のエージェントや肉を卸す業者はフィクションです。今回のシナリオを書くにあたって、この問題は福島だけに限ったものではないと思ったんです。もっと大きな事故になっていた可能性もあるという前提で、シナリオを書きました。もっと大量の放射能が漏れていたら、どんな事態になっていただろうと私の想像力を働かせて書いたのが、政府のエージェントや汚染肉の業者です。チェルノブイリ原発事故の後、周辺国で奇形児が生まれたことは事実です。奇形児が次々と生まれるような事態になれば、政府は何らかの形で動くのではないでしょうか。 ──妊婦から奇形児が生まれてくるシーンのショッキングさから、劇場公開を躊躇した日本の配給関係者もいると思います。その点に関してはどのように考えていますか? キム・ギドク 映画が恐怖心を与えることは絶対によくないと思います。でも、だからと言って恐ろしい現実を隠すことも、よくないのではないでしょうか。原発事故後も警戒区域内にずっと残っていた妊婦が奇形児を産むシーンが中盤にありますが、放射能事故によって奇形児が生まれるということはチェルノブイリ事故後に現実に起きています。福島では実際にはみなさん警戒区域から退去されているので、『STOP』で描かれている状況とは異なります。それに奇形児のエピソードが物語のエンディングなら問題だと思いますが、『STOP』のラストは人類にとって新しい希望を感じさせるものにしたつもりです。
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原発事故の裏側では闇ビジネスが蔓延っていた。警戒区域内で野放し状態の動物を捕まえ、精肉化する闇の業者。
■キム・ギドクが日本ロケで感じたこと ──日本での撮影はかなり大変だったと思います。 キム・ギドク 通常の映画なら、助監督や撮影・照明・録音にもそれぞれアシスタントが就くわけですが、全部ひとりでやらなくてはならず、あらゆることに気を配らなくていけないので、本当に大変でした(苦笑)。それで今回はひとりで撮影もでき、照明を当て、録音もできるような新しい機材を手作りで用意したんです。少し水準は下がるかもしれませんが、何とか一人でやることができました。スタッフは私ひとりだったので、その分日本人キャストのみなさんには大変助けられました。俳優のみなさんが演出部の役割まで買って出てくれたんです。 ──都内でのロケだけでなく、キム・ギドク監督は福島にも向かったと聞いていますが……。 キム・ギドク ロケハンの際に、ひとりで福島まで行きました。ですが、警戒区域内は許可なしでは入れないので、撮影はせずに警戒区域の近くまで行っただけです。実際の撮影は新宿などの都内と福島の警戒区域の雰囲気に似ている場所を千葉県で見つけて撮影しました。東京タワーでも撮影しています。2回、3回とリテイクすることなく、1回だけでの撮影で終えることが多かったですね。周囲の人たちの迷惑にならないよう気をつけて撮影しましたが、一度だけ住宅街での撮影でひとりの主婦から「うるさい」と抗議されたことがありました。そのときは日本の俳優たちがみんなで私の前に立ち、私の代わりに頭を下げて「すみません」と謝ってくれたんです。韓国から来た私のことを庇う、日本人キャストのみなさんのこのとっさの行動には、本当に心を打たれました。韓国ではよく使われる言葉に「恨」と「情」があります。「恨」は感情が心の中に連なっていくことを表していますが、今回の日本での撮影ほど「情」を感じたこともありません。 ──日本語によるドラマということで、演出上の難しさはありませんでしたか? キム・ギドク もちろん、あったと思います。でも今回は韓国語で書いたシナリオを丁寧な日本語にした翻訳版を用意し、その翻訳版は各キャラクターの感情が反映されたものになっていました。また、日本のキャストのみなさんは『STOP』を自分たち自身の物語だという気持ちで、誠意を込めて演じてくれました。『STOP』が無事に完成したのは、しっかりした翻訳版があったことと、日本人キャストのみなさんの力のお陰です。
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主人公のカメラマンは、福島の警戒区域内で暮らす妊婦が子どもを産む瞬間に立ち会うが……。
■キム・ギドク監督の作風が変わった理由 ──以前のキム・ギドク作品は、ひとりの人間が抱える普遍的な悩みを題材にしたものが目立ちましたが、近年は本作も含め、『殺されたミンジュ』(14)、『The NET 網に囚われた男』(16)など現代社会の問題を描くようになってきました。監督の中で心境の変化があったのでしょうか? キム・ギドク 最近は私のことを多くの人に知ってもらうようになりましたが、知られる前は私の個人的な悩みや考えを映画の中で描いてきたわけです。でも、多くの人に知ってもらえるようになり、自分には社会的責任があるのではないかと思うようになってきました。それもあって個人として何か発信するよりも、社会に向けて発信することを考えるようになったんです。それで政治的問題を扱った『殺されたミンジュ』、南北問題を扱った『The NET』、そして『STOP』のような作品を撮るようになったのでしょう。多くの人に自分の名前を知られるようになったことで、社会に対して発言する資格を手に入れたと同時に責任も生じたと考えています。もうひとつ考えられることとして、私は年齢を重ねることでひ弱になってきたということです。映画を撮り始めた頃は自分は強い人間だと思っていたので、作品も強さを感じさせるものが多かったと思います。でも、だんだんと社会の中で暮らしていくうちに、自分は社会の中では弱い人間ではないかと思うようになってきたんです。政治問題や南北問題など扱うことで、自分は危険な目に遭うのではないか、殺されるのではないかという恐怖を感じるこ ともありますし、もちろん大災害によって死ぬこともあるかもしれません。以前はそんなことを想像しても怖いとは思わなかったのですが、今はとても怖いと感じるようになりました。それもあって、安全に暮らしたい、恐怖に打ち克ちたいというメッセージを込めた作品を撮るようになってきたようです。 ──今のキム・ギドク作品は、責任感と恐怖心が映画づくりの原動力になっているわけですね。低予算で撮られた『STOP』ですが、キム・ギドク作品に共通する“生きる上での痛み”や“贖罪”といったテーマがくっきりと浮かび上がっていることも印象的です。 キム・ギドク そういうふうに感じてもらえると、とてもうれしいです。最後にもうひとつ言わせてください。私は韓国の監督として福島の原発事故を映画にしましたが、本当に私が撮ってもよかったのか、この映画を撮る資格が私にはあったのかと今でも自分に問い掛けています。でも、私は決して日本のことを嫌悪して、この映画を撮ったわけではありません。そのことが気がかりです。『STOP』は日本人や韓国人であるということを抜きにして、地球上に生きているひとりの人間として撮るべきだと思い、全力で撮った作品です。もし、この映画を観て、少しでもつらい思いをしたり、トラウマを感じる人がいれば申し訳なく思います。原発は日本だけでなく、世界中でこれからますます増えていくことになります。『STOP』が原発問題を再度考えるきっかけになれば本望です。 (取材・文=長野辰次) 『STOP』 監督・撮影・照明・録音・編集/キム・ギドク プロデューサー/キム・ギドク、合アレン 出演/中江翼、堀夏子、武田裕光、田代大悟、藤野大輝、合アレン 配給/Kim Kiduk Film、Allen Ai Film 5月13日(土)より新宿K’s シネマ、キネカ大森、6月24日(土)より横浜ジャック&ベティほか順次ロードショー ※作品収益の一部は震災被害のあった福島、熊本に寄付されることが決まっている。 (c)2017 by Allen Ai Film https://www.stop-movie.com ●キム・ギドク 1960年韓国・慶尚北道奉化郡生まれ。1996年に『鰐 ワニ』で監督デビュー。『魚と寝る女』(00)と『受取人不明』(01)が2年連続でベネチア映画祭コンペ部門に選ばれ、欧州での評価が高まる。『悪い男』(01)はベルリン映画祭コンペ部門に選出。『サマリア』(04)はベルリン映画祭銀熊賞(監督賞)、『うつせみ』(04)はベネチア映画祭銀獅子賞(監督賞)、セルフドキュメンタリー『アリラン』はカンヌ映画祭ある視点部門の作品賞を受賞し、韓国人として初の世界三大映画祭受賞監督となった。『嘆きのピエタ』(12)はベネチア映画祭金獅子賞(最高賞)を受賞。その他の主な監督作に『春夏秋冬そして春』(03)、『弓』(05)、『絶対の愛』(06)、『ブレス』(07)、『悲夢』(08)、『メビウス』(13)など。脚本&プロデュース作に『映画は映画だ』(08)や『レッド・ファミリー』(13)がある。事故で韓国に流された北朝鮮の漁師の理不尽な運命を描いた『The NET 網に囚われた男』は日本で今年1月に公開されたばかり。