子どもといると気が狂うから保育園に入れたい。ママ同士を対立させる“仮面保活”の実態

 既婚女性にとって、出産の次に訪れる大仕事といえば、子どもの預け先を探す「保活」。つい最近も、芸人のピーマンズスタンダード・南川聡史が、自身のブログの中で、「月極22万円の保育園しか空きが見つからない」という保活の厳しさを明かしたばかりだ。

 今回は、「子どもと四六時中一緒にいると、気が狂いそうになる」と語るワーママの声に着目。保活を通して見えてきた、東京の育児ママたちの本音に迫っていく。

 必死の形相で「どうしても保育園に入れなければならない」と訴えているのを聞くと、すぐに復職をしなければポジションが奪われてしまうような、キャリアウーマンを想像してしまいそうだが、実際はそうではないらしい。認可保育園に1歳になる男児を通わせているゆかりさん(仮名)は、「育児よりも、仕事の方が楽」と語る。

■復職後は、出世は望めないマミートラックポジション

 ゆかりさんは、企業情報を扱うシンクタンクの正社員。一昨年7月に男児を出産し、昨年4月から職場に復帰している。彼女は教育熱心な母親のもとに生まれ、中高一貫の女子校に進学。有名私大の政治経済学部を卒業し、大手シンクタンクに総合職として入社した。日本各地にある支所への転勤も可という希望を出し、社内試験などにも合格して出世コースを歩んでいたが、大学時代の同級生と28歳で結婚、30歳で出産をすると事態は急変する。

 男児は、女児と比べて、個体差が激しく乳児の時は風邪などひきやすいといわれ、ゆかりさんの長男も体調を崩しやすかった。認可保育園に無事入園ができたものの、子どもの体調次第では保育園からすぐに呼び出しの電話がかかってくる毎日。「すみません、子どもが熱で……」そう言いながら、仕事を早退する罪悪感に耐えられなくなり、職域を一般職扱いに変えた。大幅な昇給がない代わり、ファイリングや文具の発注など、責任のない雑務を担当する庶務へ異動したのだ。

 このような状態を、保活を行っているワーママたちの間では「マミートラック」という。一般的に「マミートラック」とは、出産後のワーママが、育児が優先できる代わりに、出世や昇給というキャリアコースから外れることを指す。ゆかりさんも、最初は「キャリア形成が、出産によって閉ざされた気分になってショックでした」という。

 しかし最近では、この現象を逆手に取り、自らマミートラックに乗ることを希望する者が増えているという。インターネットで「マミートラック」と検索すると、「乗りたい」という予測ワードが出てくる状況で、その背景には、「子育てしながら、総合職としては働くのはしんどい」が、「専業主婦になって子育てだけをするのは息が詰まる」という思いがあるようだ。

そして、当初はマミートラックに乗ってしまったことに絶望していたゆかりさんも、今では、「マミートラックから降りたくない」と考えるようになったという。

「私が子どもを預けている自治体では、一度入園が決まってしまえば、その後、時短勤務になろうが、正社員ではなくなろうが、退園にはならないんです。最初はマミートラックに乗るつもりはなかったけれど、今は降りたくないから仕事を続けている面もあります」

 このように、手放したくない仕事があるから保活をしているという表向きの理由の中には、「離乳食だ」「おむつ替えだ」とまだ手の掛かる乳児を預けたいという、本心が隠されていることもありえるのだ。

 少し前にネットを中心に炎上をした牛乳石鹸のWEBムービーや、ムーニーのおむつのCM。どちらの動画にも共通して描かれているのが、女性が主体となって育児をこなしている「ワンオペ育児」と呼ばれている状況だ。東京で結婚したものの、親が遠方に住んでいるために育児の協力を頼めないケースや、義母とうまくいっていないため、自力で産後を乗り切らなければならないケースも、現代では珍しくないといえる。そんな「里帰り出産」ができないママにとって、慣れない育児のストレスや、言葉も通じず泣き続ける乳児と狭いマンションの部屋で四六時中一緒にいるという状況は、思わずイライラして手が出てしまうことがあっても不思議ではないのかもしれない。

 典子さん(仮名)は、テレビなどで幼い子どもを母親が虐待したというニュースを見て、他人事のように思っていた。しかし「自分も、まだ1歳にもならない娘を、叩いてしまったことがあります」と語りだした。

「育児休暇中、夫の帰りが遅いと、娘と2人きりの状況になり、余裕がなくイライラしがちでした。ものに八つ当たりすることもよくありましたね。夫にLINEでメッセを送り続けても、既読がつかず、『自分一人だけで育児をしている』という不満が募り……そんな時、まだ赤ちゃんだった娘が私のスマホを取り上げて放り投げ、運が悪いことに、ちょうど動こうとしていた私の右目に角が直撃したんです。それで、発作的に娘に手をあげてしまいました。あの時はどうかしていたと思いますが、子どもと締め切りの部屋で四六時中一緒にいると鳴き声で気が狂いそうでしたね」

 実は、典子さんの夫は大手のゼネコンに勤務している建築士。出張なども多いため、家も空けがち。子どもが小さいうちは、夫の収入だけで生活をし、専業主婦になることも可能だったそうだが、夫の言い分を無視して保活に励んだという。

「出産前から働いていた半導体などを扱うメーカーの事務に、時短勤務で復帰しました。認可外に通うことになると、収入のほとんどが保育料に消えていくことになるので、認可保育園に預けました。仕事に復職したい理由は、『子どもと一緒にいたくない』から。もちろん子どもはすごく可愛く思えるときもあるのですが、それは保育園に預けて、離れた時間ができたからだと思います。ただ、地元の友人は、私が建築士と結婚をしているのを知っていて、『そこまでして保育園に入れる必要あるの?』って聞いてきました。なかには『0歳から保育園に預けるなんてかわいそう』と言う子もいたんですよ。結局、保育園に預けて働かないと破産しそうな家のママからしたら、私みたいな“仮面保活”はむかつくみたいですね」

 本来ならば、どのような理由であれ親が望むならば全入保育ができるのが理想といえる。深刻な保育園不足が、育児を息苦しくしているのかもしれない。

 生まれたばかりの子どもを、身を削るような思いで0歳児から預けて働きに出ているワーママ。それに対して、無慈悲な言葉を投げかけるのが、いまだ根強い“3歳児神話”と呼ばれている育児論を振りかざす母親世代だ。簡単に説明すると、子どもが3歳になるまで母が育児に専念し、一緒にいないと成長に悪影響を及ぼすという考え。専業主婦の母に育てられた真理子さん(仮名)も、この“3歳児神話”に振り回されたという。

「保活で最大の敵は実母でしたね。『なんでそこまでして働くの?』『あんたに母性はないの?』って言われたので、イラッとして絶縁しました」

 出産した病院で知り合った高齢出産のママ友も、“3歳児神話”を信じていたそうで、「私が妊娠中から保活に励んでいる姿を、かわいそうっていうふうな目で見ていましたね」とのこと。出産したら、母親は子どものそばにいて当たり前。育児はつらくない、というような“母性”を前提とした価値観に、疑問を感じ、「結局、子どもを預けて働くっていうのは、母親世代にとっては“楽をしている”って思うみたいです」と語った。

 現代の「保活」に隠れた闇。母親がつきっきりで子どもを育てることが当たり前だった時代と違い、女性にとって育児が最優先ではなくなってきている。保活全てが「生活」や「収入」のためだけではない。その裏には、1人で育児を抱え込むしかなかったワーママたちの嘆きが潜んでいた。
(文=池守りぜね)

マッチ、モー娘。……フジテレビ『2017FNS歌謡祭』に見たテレビの“老人向け”傾向

 年度末の恒例番組『2017FNS歌謡祭』(フジテレビ系)が12月6日と13日に放送され、平均視聴率が第1夜は13.6%(ビデオリサーチ調べ・関東地区/以下同)と善戦するも、第2夜は11.1%と大爆死の結果となった。

 第1夜では番組では“マッチ”こと近藤真彦が出演し、この日のために結成されたスペシャルバンドで「ミッドナイト・シャッフル」「ハイティーン・ブギ」などのヒット曲メドレーを披露。第2夜ではモーニング娘。の第1期オリジナルメンバーが集結し、インディーズデビュー曲「愛の種」を披露した。

 このメンバーに、ネット上では「なんだか出演者の平均年齢高いな」「いまどきマッチなんて誰得だよ」「モー娘。みんな“オバサン”化したな」といった声が聞こえる。

「このほか第1夜には、V6の最年長メンバーである坂本昌行が、“イノッチ”こと井ノ原快彦とともに1999年に発売された『You’ll Be in My Heart』を披露しました。いまの10代から20代の視聴者にとっては、曲もメンツもなじみがないものでしょう。それだけテレビの視聴者が高齢化している証しだともいえますね」(放送作家)

 さらに第2夜はAKB48や、きゃりーぱみゅぱみゅなどが出演し“アイドル推し”で若者受けを狙うも、過去最低クラスの11.1%にとどまったのは、フジテレビとしては痛い結果だろう。

「最近のテレビ番組が、かつては年に数回レベルで放送されるだけだった『あの人は今』『あの事件の真相』といったネタに埋め尽くされているように、中高年が飛びつくコンテンツをループで生産している状態だといえます。第1夜は“腐っても鯛”ではありませんが、高年齢ジャニーズタレントにも一定の需要があると証明されました。ただモー娘。をそろえても11%台だった第2夜は失敗と言わざるを得ないでしょう」(同)

 テレビが今後ますます老人向けメディアになるのは確かなようだ。
(文=平田宏利)

放送終了目前に狂い咲き!? とんねるず『みなさん』が、なぜかここに来てメチャクチャな新企画を決行!

「探し物は、探すのをやめたら見つかる」とは、マーフィーの法則だったか。

 来春での放送終了を発表した『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)だが、終了が発表された直後に始まった新企画が、皮肉にも(?)かなり良いのだ。12月14日放送分にてスタートしたのは、その名も「内緒でおじさんNo.1を決める大会」。

 この日、番組に招集されたのは長嶋一茂、石原良純、大鶴義丹の3人だ。彼らへは「行きつけの美味しいお店を紹介してもらう」という企画内容だと伝わっているのだが、その裏には真の目的が存在する。実は、「誰が最も“おじさん度”があるかを競うグランプリをこっそり開催する」が、今回の裏テーマである。

 一口に「おじさん」と言っても、いろいろある。“おしゃべりなおじさん”、“おせっかいなおじさん”、“せっかちなおじさん”、“グイグイ来るおじさん”などなど。観察すると、3人はこれらの生態を全て兼ね備えていたのだ。

 いきなり、凄い。“芸能界のサラブレッド”とも言うべき彼らだが、木梨憲武からそれぞれの育ちについて質問されるや、一茂は「最低10万円くらいするようなおせちが何パックか来た」と回答。それに負けじと、義丹は唐突に「この中で親父に逮捕歴があるのは僕だけです」と胸を張るのだ。何も、そんな場をザワつかせなくても……。

 これは、いわゆる“負けず嫌いおじさん”の生態である。

 移動中のバスの車内では、体の衰えを自慢し合うおじさんたち。義丹が「若い頃は11時くらいまで寝れたが、今は何があっても朝5時に起きちゃう」とこぼせば、良純は「俺なんか、朝足つったぜ!」と心配なことを口にし、そんな良純に一茂は「それって栄養不足らしいよ」と無遠慮に指摘するのだ。さらに「サプリだけで50~60種類飲んでる」と、妙なベクトルの自慢を始める一茂。

 このくだりには“負けず嫌いおじさん”、“グイグイくるおじさん”、“ヒザが痛いおじさん”、“健康オタクおじさん”、“病気がちなおじさん”と、さまざまな生態があふれかえっている。

 バスから降りて空を見上げると、なんとも心配な空模様に気付いた一行。しかし、気象予報士でもある石原良純は「大丈夫。降ることはない!」と断言する。

 しかし、飲食店に寄ってバスへ戻る頃には、思いっきり雨が降っており、木梨らから「ハズレじゃん!」「ウソつき!」とツッコまれる良純。ザーザー降りなのに「こんなの降ってるうちに入らないよ!」と開き直りを見せるその態度は、“わがままおじさん”の生態に当てはまるだろう。

 そんな良純は、“行きつけの美味しいお店”として西洋料理店「東洋軒」に一行を案内している。店内で「東洋軒がクリームコロッケ発祥の地と言われている」と知識を披露する良純であったが、店員から「違う」と否定され、雨のくだりに続き、またも赤っ恥をかいてしまった。

 この時の良純は、まさしく“うんちくおじさん”の生態に当てはまる。

 これらの戯れを踏まえ、今回“キング・オブ・おじさん”に輝いたのは長嶋一茂であった。彼が特に兼ね備えていたのは“おしゃべりなおじさん”、“健康オタクおじさん”、“負けず嫌いおじさん”、“力持ちなおじさん”、“筋肉があるおじさん”といった生態だ。

 予想以上の破壊力を含んでいた、このハチャメチャな新企画。来春までに、もう一度放送されることを願うばかりである。
(文=寺西ジャジューカ)

『先に生まれただけの僕』多部未華子の別れゼリフに、「面倒くさい女」「当然」とネット白熱

 12月16日夜10時から第10話・最終回が放送される嵐・櫻井翔主演の『先に生まれただけの僕』(日テレビ系)。視聴率は初回が10.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話7.5%、第3話10.5%、第4話~第9話は7~8%台と、低空飛行を続けている。

 同作は、総合商社・樫松物産に勤める鳴海涼介(櫻井)が主人公。抜群の営業力で成績も優秀だったが、会社の傘下にある赤字続きの私立京明館高校の経営再建を任され、35歳の若さで商社マンから校長先生に転身する。

 第9話では、部活強化のために雇ったバスケ部コーチ・熱川(松田悟志)が勝手に遠征試合を組み、保護者から高額の遠征費を募ったことが問題に。クレームに対処するべく、鳴海が考えを巡らせる。

 相変わらず仕事に追われている鳴海は、婚約者・聡子(多部未華子)との関係に暗雲が立ち込める。京明館高校の教師・ちひろ(蒼井優)と鳴海が仲良くしていることに嫉妬している聡子は、日曜日に鳴海をデートに誘うが、学校の仕事を理由にまたも誘いを断られる。一方の鳴海は、婚約指輪を購入して彼女に渡そうとするものの、タイミングが合わず渡せない日々が続いてしまう。

 そんな中、ついに聡子が婚約解消を電話で鳴海に切り出し、「もう私たちバラバラだもん。さようなら」と告げる事態に。

「今回の別れ話に対し、鳴海と聡子のどちらが悪いのかでネット上は大白熱。鳴海が悪い派からは『婚約者をないがしろにしすぎ』『私が聡子の立ち場でも別れる。鳴海は気遣いがなさすぎるし寂しくなって当然』といった声が。一方、聡子が悪い派からは『新しい仕事に就いたばかりでバタバタしてる恋人に要求しすぎ』『勝手に嫉妬とかしてウジウジしてめんどくさい女』といった意見が寄せられています」(芸能ライター)

 第10話では、鳴海は聡子から別れを告げられた上に、上司の加賀谷(高嶋政伸)から、京明館の校長を続けたいなら会社を辞めて転籍するよう迫られる。すると副校長の柏木(風間杜夫)は、鳴海のことを思って「樫松物産に戻り聡子と結婚した方がいい」と勧める。予告映像では、「いい経験させてもらったなあ」と無人の教室の教壇に立っている鳴海の姿が映し出されており、校長を退任する展開が匂わされている。

「次回で最終回ですが、鳴海と聡子の関係のほかにも回収すべき伏線があります。ちひろは鳴海に好意を寄せていますし、英語教師・島津(瀬戸康史)はちひろに好意を寄せています。それぞれの気持ちの行方がどのように描かれるのかが注目ですね」(同)

 視聴率こそ伸び悩んだが、視聴を継続している層からは非常に評価が高い『先に生まれただけの僕』。ファンが納得する最終回を期待したい。

ファン歴10年「ジャニーズ事務所に絶望。今はプロゲーマーを応援してる」【SMAPロス取材】

 香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎の3人による「新しい地図」の活動が活発化する中、依然としてSMAPロスを嘆くSMAPファン、ジャニーズファンも少なくない。

今回登場してくれたのは、28歳、SMAPファン歴約10年のC子さん。ジャニーズでほかに好きなグループはA.B.C-Zだという。

――SMAPファンになったのは、どんなきっかけでしたか。

C子さん(以下、C子) 好きになったのがいつからかとか、きっかけとか、思い出せないくらい。SMAPは生まれた頃からずっと当たり前にありましたから。『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)も、ドラマもずっと見てましたし、草なぎくんの『僕が生きる道』(同)などは毎週見ながらボロ泣きしてました。木村(拓哉)さんの『HERO』(同)も大好きでした。ドラマに影響されて、検察官を目指すべく法学部がある学校へ進学を考えたほど。結局、別の進路を選びましたが(笑)。

――コンサートなどの“現場”には?

C子 逆に「SMAPはいつでもテレビにいた人たち」だったから、コンサートなどにわざわざ足を運ぶわけではなかったんです。コンサートに行ったのは結局、2013年の『Mr.S “saikou de saikou no CONCERT TOUR”』が最初で最後です。今思うと、なぜ行かなかったんだろうと、本当に悔しくて。ファンクラブに入ったのも、コンサートに行くためで、それで1回権利を使って終わり。まさかそれが最後になるなんて、思ってもみなかったから。

――SMAP解散をどのように受け止めましたか。

C子 正直、SMAP解散については、いまだに実感がわかないんです。ずっとあったものが、突然「終了です」と言われても、何のことやら? という感じで。SMAPの場合、5人で出ていた番組も『SMAP×SMAP』だけで、嵐みたいに5人でずっと一緒にいるグループでもなかったですし、ここ数年はコンサートも2年に一度だけ。ジャニーズのカウントダウンライブなどにも参加していなかったですし、「解散」と聞いても、あまりピンとこなくて。

――それがなぜ、ロスに?

C子 ロス状態を自覚したのは結構最近で、A.B.C-Zの『ジャニーズ伝説2017』を観劇したときでした。ジャニーズの歴史を振り返る映像の中でSMAPのコンサート映像が流れてきて、笑顔で歌っているメンバーの姿を見たらたまらず、号泣してしまったんです。これまでフワフワした気持ちで、なんなら解散はダメージにすらなってないと思っていたんですが、SMAPが「なくなったこと」、この先5人で歌って踊って笑っている姿が見られないことが、自分にとってこんなにつらかったんだ……と、そこで実感しました。

――SMAP解散によるロスは、どんな症状ですか。

C子 もともと私自身は、アイドルに夢などは抱いていないタイプなんですが、トップスターのSMAPですら、こんな状態になってしまうのかというガッカリ感というか、無力感があります。SMAPの解散を見ているからこそ、ほかのグループに対しても、「いま頑張っていても、いつかは結局こうなるんじゃないか」と思ってしまいます。それに、「トップになっても、こんな悲しい終わり方になるなら、トップになんてならなくていいんじゃないか」とも思います。あとは、SMAP騒動で見えてきた、さまざまな争いにも疲れました。SMAPファン同士・ジャニーズファン同士の言い合いが目に付くと、「なんでこんなことになってしまったんだろう」と。

――SMAP解散後、ジャニオタ活動はどのように変化しましたか。

C子 彼らの成長をワクワクしながら見守る気持ちがなくなりました。かつては「東京ドームでコンサートしてほしい!」とか「みんなに慕われる国民的アイドルになってほしい!」とか、応援しているジャニーズアイドルに目指してほしい理想像として具体的なイメージがあったのですが、今は「今後どうなっていくんだろう?」「みんな何になっていくんだろう?」と考えてしまいます。結局、どこのグループもSMAPのようになってほしかったんです。でも今、その絶対的な目標がなくなったので、先が見えなくて不安になるというか。

 Jr.の番組を見ていても、「彼らはこの先うまくやっていけるんだろうか」とばかり考えてしまい、素直に楽しめてないです。SMAP解散騒動の最中は特にでしたが、何事もないかのように活動しているジャニーズアイドルたちに不信感を抱くこともありました。それが彼らの仕事だから正しい行いなのはわかっているんですが、やっぱり受け止められなくて、そこでジャニーズを応援したい気持ち自体が薄れてしまいました。

――ジャニーズの代わりに、現在、ハマっているものは動物ということですが。

C子 eスポーツです! 格闘ゲームやカードゲームなどを“競技”として捉えるときの名称なんですが、ゲーム自体はもちろん、プロで活躍する選手も個性的でおもしろいんですよ。世界中で大会が行われていたり、ゲーム配信を専門にしている動画サイトがあったり、業界全体がかなり盛り上がってます。国内で行われている大会は、観戦だけなら無料で誰でも入れることが多いので、ジャニーズのように「チケットが当たるかどうか……」と震えながら待つこともなく、とても気が楽です。ゲームって、「勝つこと・強いこと=人気選手」という、すごくわかりやすい世界で。実力のある人が活躍できるというシンプルなところに惹かれるし、選手を応援してても楽しいです。たぶん、ジャニーズを見てきたことで、例えばA.B.C-Zなど「実力はあるのに生かしきれてない」というマネジメントへの虚しさを感じたり、気を揉んだりしてきたことに、疲れてしまったのかも。まあ、迷走具合が反映しているんでしょうね(笑)。

――ジャニーさん、あるいは事務所に伝えたいことはどんなことですか。

C子 「SMAPは解散しない」って言ったじゃん! という思いはあります。ジャニーさんの演出などは、今までずっとすごいと思ってきましたし、面白いことをやり続けてくれることには信頼感が今もあります。でも、その度にやっぱりSMAPのことに行き着いてしまうんです。「解散騒動のとき、ジャニーさんはいったい何をしてくれていたんだろう、社長なのに?」とか「こんなことになるなら、解散しないなんて言わなきゃよかったのに」とか。事務所に対しては、もうなにも望みません。署名をどれだけ集めても、一切響かなかった前例がすでにありますから。ファンが「こうしてほしい」と伝えても、なにも変わらないという絶望を味わっているので……。

――B子さんにとって、「SMAP」とは、どんな存在でしたか。

C子 空気のように、「常にあるもの」です。あまりにあることが当たり前すぎて、なくなることを考えたこともなかった。だから、今も「元SMAP」というのはピンとこないし、これからもSMAPは現在進行形、なくなることはないと思っています。SMAPを埋めてくれるのはSMAPしかないし、これからも変わらずSMAPファンを名乗りますよ。
(田幸和歌子)

 

角川慶子×信長「保育園もホストクラブも、経営者的にはヤンキーの方が扱いやすいので大歓迎!」

 愛娘のため、2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」(東京・目黒区)をつくった角川慶子さん。16年4月には派遣ベビーシッター事業「森のナーサリー」、17年4月には認可外保育園「衾の森こども園」がオープン。その経緯や現代の子育て事情をつづった本コラムのタイトルは「シロウトで保育園作りました」ですが、連載150回を迎え、もはや「シロウト」どころか保育事業経営の成功者として大活躍しています。

 そんな角川さんが、150回記念の対談相手として希望したのが、新宿・歌舞伎町のホストクラブ「Club Romance」のトップホストにして代表取締役、早稲田大学教育学部卒業のインテリで、14年に『シャンパンタワー交渉術』(講談社)を出版し、以降、ビジネス書作家としても大活躍している、信長さん。角川さんは彼の著作に大きな影響を受けたといいます。元アイドルの保育園経営者、大卒のホストでビジネス書作家。それぞれ異色すぎるルートを辿る2人はなぜ成功できたのか? 経営者として、また男と女として語っていただきました。

■経営者は、批判にいちいち反応しないこと!

――角川さんは、もともと信長さんの著書の大ファンなんですよね。どういった点を参考にしているんでしょうか?

角川慶子さん(以下、角川) 信長さんの本を読んで共感するところがたくさんあってお会いしたかったんです。『成功は「気にしない人」だけが手に入れる』(秀和システム)や、最新刊『強運は「行動する人」だけが手に入れる』(学研)でも、「人の意見に振り回されないことの大切さ」が書かれていて影響を受けました。Twitterをしていると、心折れそうなコメントが来るんですよ。だけど信長さんの文章を読んで、そんなことは気にしないで自分のやりたいことを続けようと思ったんです。

信長さん(以下、信長) Twitterは特に嫌なコメントが来ますよね。

角川 エゴサーチはしないし、Twitterもブログ更新や記事掲載のお知らせなどがほとんどなんですが、テレビに出演すると否定的なコメントが来て、いつも辞めたくなっていました。信長さんの本を読むまでは、時が過ぎるのを待ったり一人旅をして気分転換をしたりして気を紛らわせるしかなかったですね。

信長 僕は小さな頃から周りの目を気にする方でした。それがホストの仕事にはよかった。接客においては空気を読むことは大事。だけど、自分の生き方は空気を読んでいたら損をすると思ったんです。批判にいちいち反応していたら結局なにも行動を起こせない。芸能人も、好きなタレント上位の人は嫌いなタレント上位にも入っている。批判はセットなんです。こうして本を出版していろいろな人とお話すると、周りを気にしている人は多いですね。最近はそういうことをテーマに本を書いています。

角川 私もわざと鈍感になって傷つかないようにしています。自分で心折れそうになることがわかっているので、ヤバそうな人、意見には接しない。いちいち傷ついて悩むのは無駄な時間だし、無駄な労力。

信長 批判する方は、何も考えてませんからね。本を読んで批判する人は、ある程度根拠はあるけれど、テレビはひどい。先日、『ABChanZoo』(テレビ東京系)に出演したときも「調子乗んな」と言われました。まったく根拠がない、ただ気に入らないというだけ。いい人はそんな人に振り回されないように気をつけた方がいいですね。

角川 私も、「経営する保育園は小学校受験に対応しているので勉強も見るし、オプションでお風呂にも入れる、親が楽できる保育園で利用者に芸能人も多いんですよ」とある番組でお話したら、「こういう保育園が人間をダメにする」と私のFacebookに直接書かれました。

信長 SNSは簡単にブロックできるので、ばんばんブロックしてますよ。

角川 私、ブロックしてない!

――心の持ちようで批判を気にするんじゃなくて、ブロック機能を使うんですか?

信長 した方が楽ですよ! 6月に斎藤一人さんとの対談本(『斎藤一人 人間力 一人さんと二人で語った480分』サンクチュアリ出版)を出したときは、「なぜ斎藤さんがあなたみたいな人と!?」と来たので、3秒でブロック(笑)。便利な時代です。

角川 Facebookは、友達以外の人はコメントを書き込めないように設定しました。あと2ちゃんねるはまったく見ていません。信長さんは、「ホスラブ(=ホストやキャバクラ情報専用掲示板「ホストラブ」)」は見ていますか?

信長 今は見ていませんが、ホストになりたての頃は見ていました。8割はデタラメ! 「ラブホ行った」「付き合ってる」くらいはまだいい方。“信長の家に行ったら、入り口に絵が飾ってあった。何があった……”と、実際は社員寮なのでまったく違うのに、具体的に書いてあるからほとんどの人は信じてしまうんですよ。最初は「なんでこんなこと言われなきゃいけないんだ」と思ったけど、だんだん慣れました。そもそも全員に好かれようとすること自体が無理。大前提として相手は変えられない。わかり合えない人とは永久にわかり合えない。そう思うと気が楽。従業員であれば、間違ったところがあれば一生懸命指導して変えてあげたいと思うことはありますが……。

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信長 保育園は、何人くらい先生が働いているんですか?

角川 7年間経営していて、今は2つの保育園合わせて15~16人ほど雇っています。そのほかにベビーシッター会社も経営していますが、シッターに登録している人は何十人もいます。

信長 人間関係の悩みはありませんか?

角川 ありますよ! 悪い念がモヤモヤしているなということ、あります。信長さんが言うように、自分を変えることは一瞬でできるんですけど、相手は変えられない。園児の保護者であれば、こっちが変わらなければ、向こうが辞めるでしょうけど、スタッフは1回社員にしてしまうとすぐにはクビにできないので難しいですよね。3カ月間の試用期間に見極めないと。

信長 へんな形で辞めさせたら、恨まれそうですよね。

――従業員に煮え湯を飲まされたような経験はあるんですか?

角川 辞めた後にロッカーの鍵を返さない、制服を返さない、保育園の鍵を持って行っちゃったということもありました。LINEや電話じゃ一切無視。最終的にはなんとか返させましたが。どこの業界でも同じだと思うんですが、新人ほどすぐ辞めますね。2カ月間に11日当日欠席した子もいました。電話で「具合が悪い」と言うので、ウソっぽいなとは思ったんですが信じてあげたんですね。そしたら、インスタグラムとTwitterに「ディズニーランドに来ています」って。それはクビですよね! 私がフォローしていること知っているはずなのに、なぜ投稿するのか……。

信長 それは、頭があんまりよくないというか……。

角川 従業員に対して注意して直させますか?

信長 ある程度はやります。言って変わる人も10人中1人くらい、今までにいたから。ちゃんと指導してくれる人に会ってなかっただけという若者もいるし、僕自身もホストになってなかったら、ふてくされてた可能性もあるし。最近の子は、1対1で話すときに共感を交えながら、女の子と話すような感じで諭さないと難しい。強制的にああしろ、こうしろと言っても聞かない。むしろ、ヤンキーの子の方が簡単!

――ヤンキーだと、真っ向から反抗してきそうですが?

角川 いや、経営者としてはヤンキーの方が使いやすいですよ。一本筋が通ってるし、はっきり言ってくれる。元ヤン大好き! ギャルも黒ギャルの方がしっかりしている。そういう子を変える方がラク。

信長 やりやすいですよね。昔は、ホストといえばヤンキーかヤクザ予備軍しかいなかったから、ラクだったと思う(笑)。今は残念ながらそういう人は少ない。

角川 今は、草食系のホストが多いですよね。「お酒飲めません」とか。

信長 多いです、四大卒が半分くらい。僕の本を読んで入ってくる人も多い。そういう子には諭すように、納得できるように話さないと。一般企業も同じだと思いますけど。

角川 信長さんは早稲田大学の教育学部卒で、もともと先生になろうとしていた方だから、今時の男の子を変えられそう。

信長 なかなか、難しいものですよ(笑)。角川さんは怒ることはあるんですか?

角川 怒ったらそのときは終わりのとき。基本は怒らずに指導しています。

信長 僕も、ここ10年くらいは怒ってない。すごく酔っ払ったときに暴れるくらいですね(笑)。

 

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――お二人とも個性的で、ある意味“ほかから浮いている”という共通点があります。それが気になることはないですか?

信長 僕は“浮こう”と思って浮いているんです。あえて、他人とは離れた立ち位置に行こうと常に思ってる。同じことをやり続けるのは飽きちゃうんです。ホストも、ずっと続けていると稼げるし成績を残せるから、別のことをやりたくなっちゃう。だから本を出してみようかな、と。今は出版にも慣れてきたので、全国を講演で回っています。

角川 信長さんがホストになった10年前は、大卒ホストもいないでしょうし、「なぜ就職しないの?」という風当たりも強かったと思うんですよね。ホストの新しい風だった。それが今や信長さんの影響で、ホスト業界が変わった。

信長 どうなんですかね(笑)。

角川 私は親目線で「こんな保育園があればいいな」というところから始まって、異業種から会社を立ち上げたので、最初はアンチが多かったですね。そこから徐々に、もう1つ保育園、ベビーシッター事業と大きくしていったんです。

信長 何かモデルになるものはあったんですか?

角川 全然ないです!

信長 すごい!

角川 “認可”“認可外”とかわからないところから勉強しながら始めたんです。実は、かなり昔に光通信株で大当たりしたんですよ(笑)。それを資金にしたんですね。成功のポイントは、信長さんが書かれている通り、「いい言葉」を持つ言霊や「笑顔」だと思う。

信長 結果を出されている人にわかってもらえるのはうれしい。言葉は幸運を呼んでくれます。言霊に気をつけていると、いい人が寄ってきやすいんですよね。

――お二人のおっしゃる“言霊”というのが実感としてわからない人も少なくないと思うのですが、具体的にはどういったものでしょう?

角川 ポジティブな言葉を発してる人の方が心地いい。「疲れた」「死にたい」と言っている人は話したくないし、見るだけでも落ち込む。いいことはどんどん連鎖していく。幸せな人に幸せが集まる。そういうことを小さいときから体感していたんです。子どもたちを見ていると、みんなオーラがきれいなんですよ。エネルギー強いし。ちなみに信長さんのオーラは濃い青。冷静で落ち着いています。いいオーラです。でも親は……そうでない人も少なくない。言葉遣いが悪い、暗い。そういう人は、入園を希望しても断ります! 空きがあっても「今、定員いっぱいです」と。ベビーシッターでも、電話で「何分で来れんの~?」とか言ってくる、問題がありそうな人は断ることもありますよ。

信長 そういう人は言葉遣いで運を逃してますね。でも、そんなこと書いちゃって大丈夫ですか。「私のことかしら?」とクレームが来るのでは?

角川 いつも書いてるので大丈夫(笑)。私の連載を読んで、私の教育方針に共感してくれる人が来てくれるので、入園が決まると保護者の方は「選んでくれてありがとうございました」って言うんです。

信長 逆にファンができるんですね。

■目先の30万円より1年後のことを考える

角川 信長さんは「この手の人はヤバい」と感じることはありますか?

信長 僕は、オーラは見えないけど、やはり第六感で感じることはありますね。そういう人はメールが来ても返さない、「お店に来たい」と言っても来させない。文字にすると冷たく聞こえるかもしれないけど、僕がそういう人たちを相手にしてると、感情的にもひっぱられて、元気になりたいお客様にも影響しちゃうんですよね。

角川 負の連鎖ですね。

信長 そう、まさに負の連鎖が始まる。だから、そういう人から「今日、30万円使っていくね」と言われても断ります。

――ホストという仕事は、今この瞬間にどれだけ稼げるかに命を削るものだと思っていました!

角川 目の前の30万円ではなく、1年後を見ているんですね。それはこれだけ売れているからできることでもある。その日の30万円が喉から手が出るほどほしい人もいるでしょう。

信長 最初の頃はみんな相手にしていましたけど、精神的に疲れました(笑)。そこで、同時に相手にできる人数には限界があると知りましたね。

(後編につづく)

渋滞イヤだ! 駐車スペースがない! ペンキを片手に「道路標示」を勝手に描き足す人々

 中国の都市部では渋滞が年々深刻化しているが、その理由は、自動車所有率が増加したことだけではない。人々の交通マナーの悪さも一因にある。譲り合いの精神というものが希薄なこともあり、合流箇所や右左折などでつかえてしまうのだ。ほとんどのドライバーが“自分ファースト”だから起きるわけだが、さらにその上を行く猛者もいる

「澎湃新聞」(11月30日付)によると、江蘇省連雲港市で、道路標示を描き足すという大胆な男(28歳)が現れた。現場は、同市内の片側3車線の交差点。中国では自動車は右側通行だが、その3車線の左端のレーンには左折と転回の矢印が表示されていた。

 男は出勤する際、バスでこの交差点をよく通っていたが、ひどい渋滞にうんざりしていた。それを解消するべく、左折レーンに白のペンキで直進の矢印を付け足したのだ。しかも犯行を行ったのは、まだ明るい日中。あえなくパトロール中の警察官に発見された。

 調べに対し、男は「この道は交通量が多い一方で、左折するクルマはそれほど多くなかったため、直進レーンを増やすべきだと考えた」と弁解した。そんな言い訳がまかり通るはずもなく、男は1,000元(約1万7,000円)の罰金を言い渡された。あってはならない事件だが、ネットでは意外にも「彼には才能がある」「この交差点の設計自体が合理的でない」と、男を擁護する意見が圧倒的に多かった。交通規則への不満の表れだろうか。

 道路標示への細工は、これだけではない。中国では、路上へ勝手に駐車スペースの線を引くケースが急増している。「網易新聞」(5月3日付)などによると、浙江省金華市では、トラック運転手が駐車しようとしたところスペースがなかったため、勝手に路上に線を引いて止めるという事件が起きている。

 また、「大衆網」(11月29日付)などによると、山東省浜州市では、駐車が禁止されている路上に駐車スペースの線が引かれているのを、パトロール中の警官が発見。通り沿いにある店舗が、各々の店の前に勝手に線を引いたのだという。当局は、クルマを止める際には駐停車禁止の標識がないかを確かめるとともに、白線がはっきり描かれていて太さが均一であるかを確かめるよう呼びかけている。

 こうした交通表示の書き換えは、“偽造大国”中国の、新たな潮流といえそうだ。
(文=中山介石)

「そんな終わり方ある?」視聴者の不満が爆発! 2017年下半期“ダメ最終回”ドラマは?

 2017年も年の瀬を迎え、10月~12月期ドラマが続々と最終回を迎えている。6日に最終回を迎えた、綾瀬はるか主演の『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)は全話平均12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。最終回は14.1%で有終の美を飾ったのだが、その内容にお茶の間からは不満の声が上がっているようだ。

「同作は、波瀾万丈でワケありの過去を捨てた専業主婦・伊佐山菜美(綾瀬)が、近所の主婦たちが抱えるさまざまなトラブルを解決しようと発奮するストーリー。笑いあり、アクションありのエンタメドラマが描かれてきました。しかし、最終回のラストシーンでは、家に帰った菜美を玄関で迎えた夫・勇輝(西島秀俊)が銃を向けたと思いきや画面が暗転し、銃声だけが轟いてドラマが終了。このすっきりしない最後に『そんな終わり方ある?』『“続きは映画で!”ってか』『ドラマの内容は良かったのに最後ですごい冷める』と視聴者から不満の声が噴出しています」(芸能ライター)

 最終回に不満の声が上がったのは『奥様は、取り扱い注意』だけではない。今年7月~9月期放送の武井咲が主演を務めた『黒革の手帖』(テレビ朝日系)にも「モヤモヤする」などの不満の声が上がっている。

「これまでに何度も映像化されてきた『黒革の手帖』ですが、2017年版は原口元子を武井が演じました。同作は、勤めていた銀行から1億8千万円を横領した元子が、そのお金と借名口座のリストが記された“黒革の手帖”を盾に自身の店『カルネ』をオープンし、夜の世界を生き抜いていく物語が描かれます。最終回では、盗まれた“黒革の手帖”が警察の手に渡ってしまい、元子の店に警察が駆け付けるのですが、元子は不敵な笑みを浮かべ、そのままドラマが終了。視聴者からは『え? これで終わり?』『終わり方が気に食わない』『最後はなんか投げやりだな』といった感想が多く上がりました」(同)

 また、『黒革の手帖』と同じく7月~9月期に放送された『カンナさーん!』(TBS系)にも最終回へ不満が続出していた。

「渡辺直美がゴールデンタイムの連ドラ初主演を務めるということで注目を集めた同作は、深谷かほるによる同名人気漫画を原作にした作品。自由奔放なダメ夫の礼(要潤)や理不尽な上司に振り回されながらも、ポジティブに生きるカンナ(渡辺)が描かれています。ドラマ版の最終回は、離婚したカンナと礼がヨリを戻すというハッピーエンドを迎えたのですが、このラストは原作と異なるもの。ドラマオリジナルの展開に『原作通り別れていたらよかったのに』『エンディングがうすら寒い』との声が続出しました」(同)

 12月14日に放送された米倉涼子主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の最終回は、25.3%の超高視聴率を獲得。今年放送の連ドラで最高の数字を叩き出し、視聴者からは「最近のドラマでは珍しく、最終回も面白かったよ!」「いい最終回だった!」「最終回見て良かった」「続編待ってます!」といった大満足の声が上がっている。最終回のストーリーと視聴率の面で大健闘した『ドクターX』が、17年のナンバー1ドラマと言えるかもしれない。

関ジャニ∞村上信五、深夜ラジオで大暴走!? ジャニーズらしからぬ“エロ発言”を連発!

 関ジャニ∞村上信五とジャニーズWEST桐山照史・中間淳太がパーソナリティを務めるラジオ『関ジャニ∞村上信五とジャニーズWEST桐山照史・中間淳太のレコメン!』(文化放送)の12月14日深夜放送は、お笑い芸人のトレンディエンジェルをゲストに迎え、「好きなタイプの女子」について“暴走トーク”が繰り広げられた。

 トレンディエンジェル斎藤司は、プライベートで関ジャニ∞のコンサートに行ったことがあるそうで、村上とも旧知の仲。実は今年10月の放送で、収録中に偶然通りかかったトレンディエンジェルの2人を村上がスタジオに呼び、急遽ゲストとして出演させる展開が起こっていた。それ以来の登場とあって、3人ともいつも以上にハイテンションでリラックスした様子であった。

 10月の放送では、トレンディエンジェルのたかしが、北海道のあるバーで働く女性「ティンカーベルちゃん」のために30万円の出費をしてしまった、という話をしていた。今回の放送でもまずは「ティンカーベルちゃん」の話になり、3人も興味津々で聞いていた。

 そこから話はバニーガールのコスチュームにちなんで「女性の履く網タイツをどう思うか」というキワドイ方向に。中間は「それは好きでしょう」、桐山は「ボクはそんな、そそられるとかないですね」と当たり障りのない発言をしたが、村上は「オレでも、“漆黒の向こう側”、見てみたいっすけどね!」と意味不明な発言。要するに、網タイツや薄めのデニールではなく、「厚めのデニールのタイツが好き」ということらしい。

 さらに「こんな(厚めのデニールで)ガードしてんのにお前、一枚剥いだらこないなっとんのかい!」と明るく“エロ発言”をかまし、周囲は爆笑。村上はまだまだ止まらず、「中途半端に薄れて見えてしまうと、“先の楽しみ”なくなるでしょ?」と斉藤に同意を求め、ここからさらに2人の“おっさんトーク”が展開されていた。

 その後リスナーから「女性の好みを教えてください」という質問が。深夜の男5人の話は盛り上がり、「女子は少々ぽっちゃりしていたほうがいい」という話題に。村上は「オレ、初婚の時のブリトニー・スピアーズの体ぐらいが好きやなあ。ほんでオレ、顔がナタリー・ポートマンやったらもう、最高。ちょっと贅沢ですけどね」とウキウキした声で妄想を披露。ここに後輩2人も乗っかり、桐山は「ボクもどっちかって言うとむっちりしてる人が好きなんですよね。顔は……猫目が好きなんですよ!」と村上の好みに近いことを明かした。

 トレンディエンジェルのおかげか、いつも以上に“ボーイズトーク”で盛り上がっていた今回の放送。中でも村上の弾けたエロトークは、アイドル誌でもバラエティ番組でもなかなか聞けない内容だったため、ファンにとっては貴重な情報だっただろう。

視聴率狙い?『先に生まれただけの僕』櫻井翔・校長、ザ・ジャニーズ・エンターテイメントなダンス披露!

 お肌の調子が復調気味の嵐・櫻井翔が私立高校の校長役を演じるドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)の第9話が9日に放送され、平均視聴率8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.4ポイントダウンとなってしまいました。

 今回は開始早々、バスケ部顧問の河原崎孝太郎(池田鉄洋)が校長室にトラブルを持ち込んできます。前回、部活動強化のため鳴海涼介(櫻井翔)が雇ったバスケ部の専属コーチ・熱川翔(松田悟志)が勝手に遠征を組んだことや、練習が厳しすぎることに対して保護者たちからクレームが殺到しているというのです。

 しかし、鳴海が実際に保護者たちと面談したところ、熱川の熱血指導に生徒たちは好感を抱いているとのこと。問題は遠征費が5万4千円と高額すぎる点で、学校から4万円を負担してくれと無茶な要求をされ、鳴海は頭を抱えてしまいます。

 一方、職員会議では、受験生をいかに増やすかが議題に。定員割れを起こさないためには少なくとも個別相談の段階で千人の受験生に接する必要があるとのことで、そのためのアイデアを教師たちが出した結果、時間の都合がつきやすい夕方に相談会を実施することやチラシ配り、ブログ発信をすることが決定します。

 通常業務にプラスして上記の仕事もこなさなければならなくなったため、鳴海の負担は大きくなるばかり。ただ、出向元の樫松物産の先輩社員と久しぶりに酒を酌み交わした際、いつしか自分が校長業務にやりがいや充実感を抱いていることを認識します。また、バスケ部の遠征費60万円(バスケ部部員15人×4万円)を負担する代わり、それを“活き金”にする案も思いつくのです。

 鳴海は後日バスケ部員たちを招集し、遠征費は学校側が負担するのではなくバスケ部の借金になると言い出します。そして今後、1試合勝つごとに1万円がチャラになると説明。実質的には勝とうが負けようが借金返済にはなりませんが、60勝すれば強豪校として名が知られるようになり受験生が増える、という算段から導き出した案でした。この提案にバスケ部員たちが納得したことで一見落着……のように見えますが、すでに他の部活動からも「うちにも金を回せ」と不満の声が寄せられており、その件については先送りのようです。

 悩みは尽きない鳴海ですが、そこへ追い打ちをかけるように樫松物産の専務・加賀谷圭介(高嶋政伸)から会社に戻るか、あるいは退社して校長職を続けるかの二者択一を迫られます。また、ほったらかしにしてしまっていたフィアンセ・松原聡子(多部未華子)からは突如として電話で別れを告げられ、公私ともに激しい嵐が巻き起こったところで終了となりました。

 前々回と前回は生徒ひとりの悩みにつきっきりで学校経営が疎かになってしまっていた鳴海ですが、今回はガッツリと着手。しかし、経営者としてどうなの? と頭を傾げたくなる対策ばかりが目につきました。

 まず、バスケ部の遠征費問題。保護者たちに押し切られるカタチでしたが、経営不振に陥っている学校がそんなにポンポン出費しても大丈夫なんですかね。“1試合勝つごとに1万円”と提案していましたが、そもそも熱川はバスケ部のレベルが低すぎて周囲の高校とは差が開きすぎていると感じ、同レベルの高校と試合をするためにわざわざ遠征プランを立てたのです。弱小校相手に勝利を重ねたところで投資に見合うだけの宣伝効果は得られそうにもありません。しかも、バスケ部に出資したことで他の部からクレーム殺到。その場しのぎの対応が負の連鎖をつくる最悪のパターンに陥ってしまいました。

 また、個別相談の人数を増やすためのチラシ配りなども、鳴海だけでなく他の教師たちの負担もあまりに大きく、生徒たちからは「京明館高校ってブラック企業なの?」と失笑されてしまう始末。養護教諭の綾野沙織(井川遥)が担当することになったブログも、自分のことを“サオリン”と書いていることに「キモい」と陰口を叩かれるなど、経営再建に効果的なことは何ひとつとして取り組めていない印象でした。

 次回でフィナーレを迎えますが、不完全燃焼で終わる気がしてなりません。視聴率的にも今をときめく嵐・櫻井が主演を務めている割に低調気味。それを危惧してか今回、鳴海に片想いする真柴ちひろ(蒼井優)の妄想というカタチで、レストラン内でフラッシュモブが始まり、鳴海がザ・ジャニーズ・エンターテイメントな華麗なダンスを披露する見せ場をつくっていましたが、恐らく喜んだのは櫻井ファンだけでしょう。ストーリーに関係のないシーンがあまりに唐突に挿入されたため、違和感しか感じませんでした。

 なにはともあれ次回でラスト。どう着地するのか、しっかり見届けたいと思います。
(文=大羽鴨乃)